バッカニアーズCジェンセン、膝のケガでシーズン終了の恐れも
2022年07月29日(金) 23:28トレーニングキャンプの早い段階で、タンパベイ・バッカニアーズは残酷なニュースに備えなくてはならない。
チームも最終判断を待っているところではあるが、現地29日(金)の朝に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは、プロボウル選出のセンター(C)ライアン・ジェンセンが膝のケガでシーズン終了となる恐れがあると伝えている。
28日(木)にジェンセンは練習中に他の選手と絡んでしまい、カートに乗せられてフィールドを出ていった。芝の上に倒れて動けなくなった彼はヘルメットを投げ捨てるしぐさを見せており、ケガの深刻さを予感させていた。
本当にこれでシーズン終了となれば、クオーターバック(QB)トム・ブレイディとバッカニアーズにとっては大打撃だ。ブレイディの起点となるべく戻ってきたジェンセンは、3月に3年3,900万ドル(約52億2,428万円)の契約を結んでおり、昨シーズンの2人のガード(G)を失ったインテリアオフェンシブラインを強化することが期待されていた。
これを受けてバッカニアーズは3人の新たなインテリアブロッカーを投入する準備を進めている。今のところ、昨年のドラフト3巡目で指名されたオフェンシブタックル(OT)ロバート・ヘインシーがジェンセンに代わってCに入る一番の有力候補だ。
またJC・トレッター、マット・パラディス、ビリー・プライスを含め、フリーエージェントの中からベテランの追加を検討することも考えられる。
ジェンセンと、彼がもたらすタフさを失うことは、再びのスーパーボウルを目指すバッカニアーズにとってシーズン全体が厳しい道のりになることを意味している。だが、ブレイディが経験の浅いセンターで勝利を収める姿をわれわれは過去に見てきた。
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