今季開幕に向けてチェイス・ヤングには“少し時間”が必要とコマンダースHCロン・リベラ
2022年07月30日(土) 09:55ワシントン・コマンダースのエッジラッシャー、チェイス・ヤングは昨年11月にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂し、PUP(故障者)リストでトレーニングキャンプを開始した。ヘッドコーチ(HC)のロン・リベラは、元守備部門年間最優秀新人賞が2022年シーズンの開幕に間に合うとは思っていないようだ。
現地29日(金)の朝、『106.7 The Fan(106.7ザ・ファン)』の『The Sports Junkies(ザ・スポーツ・ジャンキーズ)』で、ヤングが2~4試合欠場する可能性があるかと聞かれ、リベラHCはエッジラッシャーに慎重な計画があると述べた。
リベラHCは「残念ながら、ケガ、それも(ローガン・トーマスのケガ)とは異なりより厳しいケガで、彼にはおそらく少し時間が必要だ。しかし、彼は徐々に回復しているし、健康的にもなっている。チェイスと会話して、“いいか、無理するなよ。これは今シーズンだけの話ではなく、将来の話でもある。8年、9年、10年、12年、何年も欠場させるために君を指名したわけじゃないんだ。われわれのチームで大きな部分を担ってもらうためにドラフトしたんだ”と伝えたよ」と明かしている。
リベラHCはワイドレシーバー(WR)のカーティス・サミュエルが昨シーズンあまりにも早くケガから復帰しようとした結果、シーズン全体に影響を与えてしまうのを見て、チームは学びを得たと述べた。コマンダースにとっては再現したくない失敗だろう。
「それはかなり大規模な回復だし、時間と忍耐が必要だ。昨年はカーティスに無理をさせすぎたかもしれない。だから、今年、われわれは選手をサポートし、選手全員を観察し、“われわれはお前たちが出場可能だと言う時間が来ることを知っているし、そのときこそがわれわれがお前をロースターに戻すときだ”と伝えたんだ。でも、われわれは彼がチームにとってどんな選手かを考えて、本当に注意して取り組まなければいけない。彼はインパクトのある選手になりうる1巡目指名選手だ。彼はルーキーイヤーに何ができるかを見せてくれたんだ」
ヤングは開幕を欠場する見込みだが、問題は彼がインジャリーリザーブ入りし、開幕から4試合を棒に振ることになるかどうかだ。
コマンダースは2022年シーズン開幕から4試合でジャクソンビル・ジャガーズ、デトロイト・ライオンズ、フィラデルフィア・イーグルス、ダラス・カウボーイズと対戦する。
【AK】