負傷したCジェンセンの代役をチーム内で探す計画のバッカニアーズ
2022年07月31日(日) 17:27タンパベイ・バッカニアーズは2022年トレーニングキャンプで初めて重傷者を出した。鉄壁のセンター(C)ライアン・ジェンセンは今週、膝を負傷してシーズン終了の可能性もあると言われている。
チームの使命は彼の後任をロースターの中から見つけることであり、その候補は今のところ2人に絞られている。
バッカニアーズのヘッドコーチ(HC)トッド・ボウルズは現地29日(金)に「今のところは(オフェンシブタックル/OT)ロバート・ヘインシーと(ガード/G)ニック・レベレットのどちらかだ」と述べた。
この2人のレギュラーシーズンにおけるスナップ数は合算しても100回に満たない。バッカニアーズが2021年ドラフト3巡目で指名したヘインシーは、昨シーズンに9試合に出場したが、勝利が確定してからの出番がほとんどだった。
ライス大学出身であり、2020年にドラフト外でリーグ入りしたレベレットは昨季に2試合に出場している。参加したスナップのほとんどはシーズン第12週に勝利したインディアナポリス・コルツ戦でGアーロン・スティニーの代役として出場したときのものだ。
「どちらの選手もプレーしたことがある」とボウルズHCは言う。「厳しい戦いになるだろう。2人ともとてもスマートでタフだ。シーズンの途中よりも今起こってよかったし、彼らは練習を積んで準備ができる。どちらかに任せることができると思う」
クオーターバック(QB)トム・ブレイディがバッカニアーズで共に戦ったことのある唯一の先発センターであるジェンセンは、81試合連続で先発し、過去5シーズンを合わせても一握りのスナップを逃しただけだった。ジェンセンはフリーエージェント(FA)だったときにシンシナティ・ベンガルズとピッツバーグ・スティーラーズの両方から興味を持たれていたが、最終的には2,300万ドル(約30億6,464万円)が保証された3年3,900万ドル(約51億9,656万円)の契約を結んでバッカニアーズに戻っている。
興味深いことに、ヘインシーもレベレットも大学ではセンターをプレーしていない。ヘインシーは主にライトタックル(RT)、レベレットは主にレフトタックル(LT)とレフトガード(LG)を担当していた。
明るい側面を挙げるとすれば、ブレイディはニューイングランド・ペイトリオッツ時代に彼らと同じような、あるいは印象が弱いセンターと共にプレーしながらも非常に優れた成績を残してきたということが言える。ブレイディには、ドラフト下位で指名を受けたダン・コッペンやブライアン・ストーク、テッド・カラス、また、ドラフト外からNFLに入ったライアン・ウェンデル、デービッド・アンドリュースと共にプレーしてきた経験があるのだ。
ボウルズHCはこのポジションを補強するための人員をチーム外から探す可能性があることを認めたものの、まずは1年前に限定的にセンターとしてプレーしたヘインシーに先発の座を任せようと考えているのかもしれない。
ヘインシーについて「彼のフィルムスタディは傑出している」と語ったボウルズHCはこう続けている。「彼はタフだ。ノートルダム大学出身で、とてもスマートで、ディフェンスを見ることができ、そうやってクオーターバックを助けられる。オフェンシブラインも助けられる。勤勉だし良い選手になりたいと思っている。彼がここへ来て映像を見ない日はない。だから、あとはそれをテープに記録してプレーする機会を得るだけだ」
【RA】