WRレイノルズを絶賛するライオンズHCキャンベル
2022年08月01日(月) 15:22デトロイト・ライオンズのワイドレシーバー(WR)のデプスチャートには決まりきった3人の選手がいる。アモン-ラ・セント・ブラウン、フリーエージェント(FA)として加入したD.J.チャーク、ドラフト全体12位指名を受けたジェイムソン・ウィリアムズだ。それでも、ヘッドコーチ(HC)ダン・キャンベルはWRジョシュ・レイノルズを高く称賛する態度を崩していない。
キャンベルHCは現地7月30日(土)に報道陣に対して「私はこの男を気に入っていて、彼の株を買っているようなものだ」と語った。「彼は今年、良い1年を過ごすと思う。円滑に動けるアスリートで、努力家で、スマートで、(クオーターバック/QB)ジャレッド(ゴフ)は彼を信頼している。だから、概してあのルームについては言葉では言い尽くせないが、彼はその中の大きなピースなのだ」
レイノルズはテネシー・タイタンズからリリースされた後、2021年シーズンの途中にライオンズに入団した。ライオンズの一員としては7試合に出場してレシーブ19回、306ヤード、タッチダウン2回を記録している。
昨シーズン後半の貢献はさておき、ライオンズが2年契約でレイノルズを呼び戻した主な要因は、ロサンゼルス・ラムズ時代に4年間にわたってゴフと親密な関係を築いたことにある可能性が高い。
ラムズからドラフト4巡目指名を受けたレイノルズは、WRクーパー・カップやWRロバート・ウッズの後ろで脇役としての立場を確立しなければならなかったが、ひとたび出番がやってくると、確かなハンドリングと相手ディフェンスの穴を見つける才覚を見せつけた。
レイノルズはラムズでゴフとプレーしていたときに、レシーブ113回で1,450ヤード、タッチダウン9回をマークしている。
ライオンズでシーズンの半分を過ごして経験を積んだ今、ヘッドコーチから“円滑に動ける”や“努力家”といった言葉で形容されているレイノルズは、今度も順調に補助的役割を手に入れられそうだ。
キャンベルHCのような人物が1人の選手の成長に夢中になったとき、当然、これだけで終わるわけがない。
キャンベルHCは「今の彼は普通ではないということは言っておこう」とレイノルズについての説明を続けている。「彼は普通ではないアスリートだ。つかみにくいのさ。私は彼をカマキリと呼んでいる。死をもたらすクモだ。彼にはただ――何かがあるのだ。変なヘビみたいな感じだ。だから、彼の今の状態を気に入っている。本当にね。彼を獲得できてよかった」
カマキリ、クモ、ヘビ――彼の特徴を最もよく表す動物が何であれ、レイノルズはゴフとチームの両方にとって重要な1年にそのクオーターバックを支える能力を持つWR陣をまとめるはずだ。
ライオンズは昨季、3勝13敗1引き分けと厳しい成績だったが、そのうちの6試合はわずか1ポゼッション差で負けている。弾みさえつけば、レイノルズのようなピースを持つ2022年のライオンズは注目を集める存在になれるだろう。
【RA】