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Cジェンセンのケガを受け、代役候補のOTヘインシーに期待を寄せるバッカニアーズQBブレイディ

2022年08月02日(火) 11:33


タンパベイ・バッカニアーズのライアン・ジェンセン【AP Photo/Alex Menendez】

タンパベイ・バッカニアーズのクオーターバック(QB)トム・ブレイディは先発センター(C)ライアン・ジェンセンを欠いた状態でプロ23年目のシーズンを迎えようとしている。

その状況はあらゆるクオーターバックにとって、ましてや再びスーパーボウルで優勝することを目指すクオーターバックにとっては理想的とは言えない。しかし、それが8月を迎えた今、レジェンドに突きつけられている現実だ。ブレイディとバッカニアーズのチームメイトは2年目のオフェンシブタックル(OT)ロバート・ヘインシーがジェンセンの穴を効果的に埋めることに希望を抱きながら、ジェンセンが負傷した事実を受け止めようとしている。

ブレイディは現地1日(月)にヘインシーについて「彼は本当に懸命に取り組んでいる」と明かした。「ライアンに起こったことには心が痛んでいる。少し時間がかかりそうだけど、ヘインシーはその仕事を引き継いでいい仕事をしなきゃいけない。彼は去年も取り組んで、実際に多くの人から信頼を獲得した。彼はそれを得ないといけない。要は、全員がそうだけど、何をしたかとか、オフシーズンにどれだけ頑張ったかではなくて、どれだけ優れたフットボールプレーヤーであるかが重要なんだ。それは僕たち全員にとって、これから決まることだ」

『Pro Football Reference(プロ・フットボール・リファレンス)』によると、ジェンセンは昨シーズンにNFLの同ポジションで上位半分にランクされていたという。そのタフなセンターは先週に行われたトレーニングキャンプで膝を負傷。タイトル争いに挑むバッカニアーズで活躍し、2021年シーズンに初めてプロボウル選出を果たしたジェンセンだが、現在は離脱を余儀なくされている。これにより、その穴を埋める任務を任されようとしているヘインシーは、かつてないほど重要な2022年シーズンに臨もうとしているのだ。

昨季にルーキーとして9試合に出場したヘインシーは、オフェンスとスペシャルチームのスナップを少しずつ担当した。ノートルダム大学出身のヘインシーはオフェンスでプレーする際にセンターを任されたが、1試合で10回以上のオフェンシブスナップに参加したことは一度もない。

キャンプの期間はまだ残されているため、ヘインシーには新しいポジションに定着するチャンスがある。また、シーズンが開幕する前に、質の高いチームメイトに確実に成長を後押ししてもらえるはずだ。

『JoeBucsFan.com』によると、ライトタックル(RT)トリスタン・ワーフスは最近、「それは影響力を持つようになると思う」とコメントしたという。「俺は今でもシャック(ラインバッカー/LBのシャキール・バレット)と毎日練習している。シャックは信じられないほどのエッジラッシャーだ。毎日、彼の動きのすべてを見ている。彼は俺にいくつかプレーを与えてくれて、俺も彼に与えている」

「ヘインシーは(ディフェンシブエンド/DEのアキーム)ヒックスと(ディフェンシブタックル/DTのビータ)ベアを見ている。リーグの中でもこの2人ほど大きくて優れた内側の選手はいない。だから、彼は可能な限り最高の練習に取り組んでいる。こうした環境は彼が出番に備えて準備をする助けになるだろう」

その出番は9月にやってくる。バッカニアーズはヘインシーがそのときまでにスポットライトを浴びる準備が整っていることを望んでいるはずだ。

【RA】