WRパーカーの加入により他の選手の負担が軽減されるとペイトリオッツTEヘンリー
2022年08月02日(火) 12:31ニューイングランド・ペイトリオッツに新加入したワイドレシーバー(WR)デバンテ・パーカーは、トレーニングキャンプの最初の4日間を通じて称賛を浴び続けた。
今春にトレードでマイアミ・ドルフィンズからペイトリオッツに移ったパーカーは、特にレッドゾーンでの練習において、約191cmの身長と競り合いながらキャッチを決める才覚を武器に輝きを見せている。
『ESPN』のマイク・レイスによると、タイトエンド(TE)ハンター・ヘンリーはパーカーについて「体が大きく、多くのプレーを生み出せて、競り合いながらキャッチを決められる。ああいう選手が加わって他の選手の負担が軽減されるのはやっぱりいいな」と語ったという。
パーカーがキャンプ序盤で注目を集めたプレーの1つは、コーナーバック(CB)ジェイレン・ミルズからしつこくマークされながらも、クオーターバック(QB)マック・ジョーンズが放ったバックショルダーパスに合わせたプレーだ。パーカーはボールを捕らえ、つま先を踏み入れて得点を挙げた。
このプレーについて、パーカー本人は「マックはディフェンダーの位置を見ている。いいところに投げてくれるから、俺はそこに行き着けるんだ」と話している。
パーカーを迎え入れたことにより、ペイトリオッツはヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックがニキール・ハリーをドラフト1巡目で指名したときに獲得できたと思ったタイプのレシーバーを確保できた。ハリーは今オフシーズンにシカゴ・ベアーズにトレードされている。
パーカーはドルフィンズでの7シーズンでプレーメイク能力を発揮してきたが、ケガが原因で完全な成長は遂げられていない。キャリアでフル出場したのは2019年シーズンだけであり、パーカーはこのときキャッチ72回、1,202ヤード、タッチダウン9回をマークしており、いずれもキャリアハイの数字となっている。
『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によると、パーカーは2019年以降に競り合いながらのキャッチを57回マークしてNFLでトップに輝いているという。また、過去3シーズンにおけるキャッチ平均14.3ヤードはNFLで9番目に高い数字とのこと。
キャンプは始まったばかりで、パッドを装着しての練習も開始されたばかりだが、パーカーは今のところ、ペイトリオッツのナンバー1ターゲットになるチャンスを最大限に生かしている。フィールドを広げることができ、大きな体を武器にレッドゾーンで競り勝てるパーカーは、ケガさえしなければジョーンズが求めていた強力な武器になれるだろう。
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