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F1スターのルイス・ハミルトンがブロンコスのオーナーシップグループに加入

2022年08月03日(水) 09:35


ルイス・ハミルトン【NFL】

新時代を迎えるデンバー・ブロンコスはチャンピオンシップ争いの常連に戻ることに希望を持っている。

そのブロンコスが、勝利というものをよく知る人物を迎え入れる。現地2日(火)、ブロンコスがフォーミュラ1(F1)のスーパースターであるサー・ルイス・ハミルトンをチームの新オーナーシップグループに加えることを発表した。

ブロンコスのオーナーに就任する予定のロブ・ウォルトンは新オーナーシップグループを代表して声明を発行し、「われわれは7度のフォーミュラ1世界チャンピオンのサー・ルイス・ハミルトンをこのオーナーシップグループに迎えることに喜んでいる」と述べた。

「彼はチャンピオン争いをしている人物で、勝てるチームを導く術を知っていると同時に、彼自身のスポーツにおいての平等性を含め、世界的な平等性を熱く提唱している人物でもある。レースで100勝以上を挙げているルイスは、最も成功を収めたF1ドライバーとして認識されている。打たれ強く、卓越性の基準を持つ彼は、このオーナーシップグループとブロンコスという組織にとって貴重な存在になるだろう」

70年を超えるF1の歴史において、ハミルトンはミハエル・シューマッハと並び、7度のドライバーズチャンピオンシップ制覇を成し遂げたたった2人のドライバーとなっている。F1キャリアを開始した2007年にはドライバーズチャンピオンシップ2位につけて世界を驚かせた。1年後、ハミルトンは弱冠23歳でタイトルを勝ち取っている。

コース上の成功によってそれ以外の場所での影響力も高めたハミルトンは、“ミッション44”(44はハミルトンのカーナンバー)を創設し、“十分なサービスを受けていない集団を出自とする若者たち”が社会的な障壁を乗り越えるために“サポートや擁護を行い、力づけるため”の取り組みに尽力してきた。ハミルトンは世界のプロスポーツ選手たちの中でも最も惜しみない支援活動を行う選手の一人であり、社会環境活動家としてモータースポーツ界の多様性促進に努める中で、自らのプラットフォームを活用して“still we rise(それでも僕らは立ち上がる)”をスローガンとして啓蒙に励んでいる。

イギリスの国民的ヒーローへと成長したハミルトンは、7度目の戴冠を果たした後、2021年に叙勲されている。

ブロンコスは2022年にチームの新章へ向けてページをめくっている。『Walmart(ウォルマート)』の後継者であるロブ・ウォルトンがチーム買収に合意する以前、ブロンコスは第48回スーパーボウル王者であるクオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンを獲得した。

ハミルトンの加入によって、デンバーのオーナーシップグループには勝利の経験がもたらされる。モータースポーツ界のスターは、すでにチームにうまくフィットしているようだ。

「信じられないほど素晴らしいオーナーグループに加わり、@Broncosのストーリーの一部になれることにエキサイトしている!! ワールドクラスのチームと共に働き、すべてのスポーツを通じてより多様性のあるリーダーシップが持つ価値の見本として役に立てるのは光栄だ。ロスコー(ハミルトンの愛犬)はもう自分がチームを作ったと思っているみたい」

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