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チーフスでキャリアを終えたいとフランチャイズタグ指定のOTブラウン

2022年08月03日(水) 13:30


カンザスシティ・チーフスのオーランド・ブラウン【Aaron M. Sprecher via AP】

オーランド・ブラウンのカンザスシティ・チーフスでの未来は不確かだ。しかし、カレンダーが8月になった今、そのことがブラウンのトレーニングキャンプ参加を妨げることはない。

7月に長期契約のオファーを拒絶したブラウンは、今季終了後に長期契約の交渉ができるようになった際により良い取引ができることに希望を持っている。フランチャイズタグを指定されたタックル(T)であるブラウンは、フランチャイズタグを指定された選手の契約締結期限前にチーフスの最も良い提案を断った理由について少し明かしている。

「俺はここ、カンザスシティでキャリアを終えたい。俺にとっては、この契約状況では保証が十分じゃなかった」とブラウンは現地2日(火)に話した。

ブラウンは2022年シーズンを迎えるにあたり、長期契約の安全性を捨て、NFLの同じポジション内で最も高額のサラリーを受ける5人の平均額での1年契約を取るというリスクを冒している。2022年のサラリーに不足しないのは確かだが、今後に十分な支払いを受けるには、2023年シーズンまでケガのない状態を保てることを望むしかない。

そういった恐れも、ブラウンをトレーニングキャンプから長く遠ざけることはなかった。ブラウンはキャンプに集合し、タグにもサインしており、練習場でチームメイトに合流するための道を整えた。ブラウンにとって大事なのはお金ではなく、成功するための最高のチャンスを自分に用意することであり、チーフスのスーパーボウル優勝の一助となることだ。

なぜ今週に戻ってきたのか尋ねられたブラウンは「これまでに多くの時間を失った。この5日間がリードコーチやここK.C.の皆にとってどれだけ重要か、俺は知っている。ただ家にいてこれを逃しているのは良くないって思っただけさ」と答えた。

「これこそ俺が加わりたいって思ったものだ。俺はスーパーボウルで優勝するのを助けるためにここに来た。今週は俺たちの成長にとって、すごく重要だ」

契約に関しては待たなければならない。ブラウンのフォーカスはチームのレフトタックルとして自分の役割を再開することにシフトした。そして、その役割を今後も維持することを望んでいる。

交渉がまとまらなかったとは言え、1年と少し前に1巡目の一つを含む4つのドラフト指名権と引き換えにブラウンを獲得したチーフスは、今もブラウンのチーム加入に満足している。

「お金の問題じゃない。俺はキャリアの最後までここにいたいんだ」とブラウンは話した。

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