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指導役を引き受けるも先発する能力はまだあると信じるジェッツQBフラッコ

2022年08月05日(金) 11:27

ジョー・フラッコ【AP Photo/Adam Hunger】

クオーターバック(QB)ジョー・フラッコはニューヨーク・ジェッツでQBザック・ウィルソンの指導役となっており、2年目のクオーターバックが潜在能力を発揮できるよう手助けしようとしている。

『The New York Post(ニューヨーク・ポスト)』によると、フラッコは「それが自分の役割だし、俺はそれを受け入れている。そうすることで参加し続け、チームの一員としてい続けられる。単純に進んでやっているだけじゃなくて、ワクワクしながらやっている」と語ったという。

とはいえ、37歳のフラッコは先発QBとしての日々が過去のものになったとは思っていない。

「今でも先発する能力があると思っている」とフラッコは強調し、「人からそう言われるとうれしい――特に、(ヘッドコーチ/HCロバート・サラーの)状況に近い人からだとね。自分にはまだ先発クオーターバックになれるだけの実力があると信じている。今でもそれが一生懸命に取り組んでベストを尽くす原動力になっている」と続けた。

フラッコはこれまでプレーオフを含めて191試合に先発出場しており、キャリア通算の成績は108勝83敗だ。ポストシーズンでの成績は10勝5敗でスーパーボウルMVPに輝いたこともある。

フラッコはデンバー・ブロンコスに移った2019年シーズン以降、先発としてのシーズンを送っていない。2020年にQBサム・ダーノルドのバックアップとしてジェッツと契約を結び、2021年にはフィラデルフィア・イーグルスに移籍したが、シーズン途中にトレードでジェッツから呼び戻されている。昨シーズンに24対17で敗れたマイアミ・ドルフィンズ戦に先発したフラッコは、その試合でパス成功率61.5%、291ヤード、タッチダウン2回をマークした。

サラーHCは「彼はこのリーグで先発を務められる。私はそう信じている」と断言している。「このリーグは時に、人を型にはめて考えたり、レッテルを貼ったりする傾向があり、そうなると彼らのチャンスは限られてしまうことになる。しかし、ジョー・フラッコはこのリーグの先発クオーターバックだ。彼には本当に才能がある」

災難に見舞われてウィルソンが負傷でもしない限り、フラッコがニューヨークで先発QBになることはないだろう。しかしながら、ベテランのバックアップが準備を整えた状態を維持し、まだプレーできると信じているのは驚くべきことではない。それができないのであれば、フラッコは引退を決意しているはずだ。

【RA】