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2022年HoFゲームで意外なアプローチを取ったレイダースHCマクダニエルズ

2022年08月05日(金) 13:34

ジャクソンビル・ジャガーズ対ラスベガス・レイダース【NFL】

昨年はマイカ・パーソンズだった。今年はトラヴォン・ウォーカーだ。ウォーカーが2021年のパーソンズと同じ活躍――ホール・オブ・フェイム(HoF)・ゲームの限られたスナップで印象的なプレーを見せ、最終的にはAP通信ディフェンス部門年間最優秀新人賞を勝ち取る――をするとはまだ言えない。しかし、今年のドラフト全体1位指名選手であるウォーカーはゲームの最初のスナップから、そんな兆候を示していた。

現地4日(木)、オハイオ州カントンのトム・ベンソン・ホール・オブ・フェイム・スタジアでホール・オブ・フェイムゲームが開催され、ジャクソンビル・ジャガーズとラスベガス・レイダースが対戦した。悪天候の影響で遅れて始まったこの試合を、レイダースが27対11で制している。

レイダースが2022年NFLドラフト1巡目で指名したウォーカーが、この先が楽しみになる活躍を見せていた。

レイダースの新ヘッドコーチ(HC)であるジョシュ・マクダニエルズは興味深いアプローチを取った。トップランニングバック(RB)のジョシュ・ジェイコブスがレシーブでタッチ11回を記録したが、さらにショッキングだったのはマクダニエルズHCがチームの最終的な成績に関係ない試合でジェイコブスを起用したことだ。レイダースは先発メンバーの多くをこの試合に投入しており、先発オフェンシブラインマン(OL)5名のうち4名に加え、トップ4レシーバーに数えられるジェイコブスやキーラン・コール、ナンバー2タイトエンドのフォスター・モローがフィールドに登場している。

ジャガーズについては特筆すべきことがあまりなかった。しかし、それも驚くべきことではない。ジャクソンビルはプレシーズン初戦により伝統的なアプローチを取り、多くのキープレーヤーをサイドラインにとどめており、それに伴って戦力は低下していた。

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