キャリア最後の1年になることを想定して準備するレイブンズDEキャンベル
2022年08月06日(土) 23:10ボルティモア・レイブンズに所属している現在35歳のディフェンシブエンド(DE)カライス・キャンベルは、依然として仕事を遂行することができる。ただ、もう長くは続かないかもしれない。
キャンベルは2022年を見据えている。その先にあるものは、そこにたどり着けば分かるだろう。
キャンベルは現地5日(金)に『Inside Training Camp Live(インサイド・トレーニングキャンプ・ライブ)』で「今は今年をどうするかを考えているところだ。今年は自分にとって大事だと分かっている」と話している。「その後に何かが残っているかは分からないけど、フィールドですべてを出し切って、最大限の努力をして、今年のすべてが終わったら、オフシーズンに再開して自分の状態を確認しようと思っている。でも今は、今年が最後の1年になると思って準備している。だから、すべてを出し切るつもりだ」
2009年から2020年まで毎シーズン4回以上のサックを記録してきたキャンベルは、これまでにオールプロに3回、プロボウルに6回選出されているが、昨シーズンはわずか1.5回のサックしかマークできなかった。プロボウルやオールプロの栄誉を得られなかったのは2013年以来初めてだ。キャンベルがすでに35歳でなければ、すべてが驚くべき展開だと思われていただろう。
キャンベルが2022年シーズンに戻ってくる理由は十分にある。2021年にポストシーズン進出を逃したレイブンズは、多くの主力選手を守備陣に呼び戻し、今度こそポストシーズンを勝ち進んでいくための準備をしている。キャンベルをはじめとするレイブンズの面々はリベンジに燃えているのだ。
「まあ、うちには多くのピースがある。プレーメーカーがたくさんいる」とキャンベルは話している。「どのポジションを見ても、深い、深いロースターがある。全員が交代でプレーしている。でも、それは(クオーターバック/QB)ラマー(ジャクソン)から始まり、DB(ディフェンシブバック)やD(ディフェンシブ)ラインに続いていく。これは特別なDラインだ。うちはフットボールをプレーする方法と勝ち方を知っているベテランと、ハングリーで実力を証明しようとしている若手がうまくミックスされている。フィールド全体に質の高い選手がバランスよく配置されている」
今年4月に2年契約を結び、その1年目を迎えているキャンベルは9月に36歳になる。1年後に戻ってくるかどうかを考える前に、1シーズンにだけ集中して“最大限の努力をする”権利を得たのだ。
結局のところ、選手たちがよく言うように、すべてのプレーを最後のプレーだと思って遂行するということだろう。キャンベルは2022年にそのアプローチをとるはずだ。
【RA】