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契約交渉難航中のベアーズLBロクアン・スミスがトレードを要求

2022年08月10日(水) 05:12

シカゴ・ベアーズのロクアン・スミス【AP Photo/Stacy Bengs】

有利な契約延長を求めるロクアン・スミスの要望はまだ対処されておらず、スミス側の忍耐に限界が訪れかけている。

現地9日(火)に発行された声明によれば、ラインバッカー(LB)を務めるスミスが正式にトレードを要求したという。

スミスはその中で「新しいフロントオフィスは自分を評価してくれていない。誠実な交渉を拒否し、今回の一連の流れは“交渉の余地がない”状態だ。自分のところに送られてきた契約は、サインすれば自分自身にとっても、LB市場にとっても悪いものになるだろう。4月から正式な契約を結ぼうとしてきたものの、彼らの焦点は自分につけ込むことにあった」と明かしている。

「自分はキャリアを通して1人のベアーであり続けたかったし、このチームが俺たちの街に(スーパーボウルを)復活させるのを手助けしたかった。でも、自分がもたらすものを真っ当に評価してくれる別の組織でプレーできるように、トレードを要求する以外の選択肢を彼らは残してくれなかった」

「マッカスキー家とは話す機会がなく、もしかしたら、この状況を救えるかもしれないけれど、今のところ、自分が本当に大好きな組織に戻る道は見えていない」

スミスはベアーズのトップディフェンダーとして一貫したパフォーマンスを発揮しており、過去2シーズンでは2回連続してオールプロのセカンドチームに選ばれている。しかしながら、ベアーズはスミスが今後数年にわたってシカゴにとどまれるような長期契約となるまともなオファーを出しておらず、約2週間前のトレーニングキャンプ開始以来、練習は欠席が続いている。

また、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは、ベアーズが提示したというバックロード式のオファーが実際の報酬でスミスを高収入のラインバッカーにすることはなく、同規模の他のNFL契約には添えられないデエスカレーション(段階的な縮小)が含まれていたため、スミスの怒りを買ったと報じていた。

ベアーズのジェネラルマネジャー(GM)を務めるライアン・ポールズはチームが契約交渉に「持ち込んだ」内容を報道陣に明かしており、今後もスミスを続投させたいと希望していると述べた。

ポールズは「もっと良い状況にあると考えていた。今、私の意向はロクアンとこのチームが契約することにある。その日その日で対応し、最終的にはこの組織のために最善を尽くさなければならない。それでも、私の意向はロクアンがこのチームと契約するのを確実にすることだ」とも語っている。

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