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パッカーズ新WR陣の準備について、「厳しくいく」とQBロジャース

2022年08月11日(木) 17:58

グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【NFL】

38歳にして、アーロン・ロジャースは今もNFL屈指のクオーターバック(QB)として名をはせている。

彼は4回目――そして2年連続――のNFL MVPに輝いて昨シーズンを終えたところで、111.9というリーグトップのパサーレートと最多タイのQB勝利(13勝)を記録した。2022年に向けた大きな疑問は、誰が彼のパスを受けるのかということだ。

グリーンベイ・パッカーズは3月にデイバント・アダムスをラスベガス・レイダースにトレードしているため、ロジャースは2008年に先発となって以来初めて、誰がナンバー1ワイドレシーバー(WR)になるのかはっきり分からないままプレシーズンを迎えようとしている。

「何よりもまず、コーチングを信頼しなきゃならない」とプロセスについてロジャースは話した。「俺は(WRコーチ兼パッシングゲームコーディネーター)ジェイソン・ブラベルとたくさん会話をしなければいけないし、指導する内容が俺の希望に沿ったものであるように足並みをそろえなければならない。それに関してジェイソンは素晴らしい仕事をする」

「グループのリーダーたち、特にランドール(コブ)とアレン(ラザード)が正しくメッセージを伝えてくれると信頼しなければいけない。そして、彼らに責任を負わせなければいけない。レップスをするなら、正しいものが見られるようにしたい」

2021年は、アダムスが他のパッカーズWR全員を合わせたより多くのレシーブとレシーブヤードを獲得しており、チームのレシーブヤードの34.3%を彼が占めていた。グリーンベイのロースターにターゲット60回、キャッチ40回を越えた者は他にいない。

「彼の残したターゲット数や記録はすごく大きなもので、それを俺たちは埋めて、実績を上げないといけない」と2018年にグリーンベイに入団した26歳のラザードは言う。「俺たちのクオーターバックは今もアーロンだ。多くのレシーバーたちと成功を収めてきている」

「彼がクオーターバック、そしてリーダーでいてくれることで、俺たちの仕事は少し楽になる。一緒にポジティブな気持ちになっているよ。確かに、今は若い人たちが多いし、まだ一緒にプレーしたことがない人たちも多い。(俺たちは)そういう状況での対処について、できるだけ知識をシェアしようとしている」

昨シーズン、レシーブ40回、513ヤードとタッチダウン8回を記録したラザードは、ロジャースとのプレー経験があるというアドバンテージを持っており、彼がWR1のポジションに入るチャンスはある。だが、それにはQBからの信頼が必要だ。

「彼らから一貫性を感じる必要があるし、プレシーズンにプレーするのが俺だろうと、(バックアップの)ジョーダン(ラブ)だろうと、クオーターバックからの信頼を学ぶには多くの異なる面がある」とロジャースは言う。「正しいことをする彼らを見たい。細かいことだよ・・・アジャストとか、スキルとか」

チームがパスキャッチで次のプレーメーカーを探す中、レシーバールーム内のエネルギーはポジティブだとラザードは言い、1人の決まったリーダーはいないという。代わりに、それぞれの選手が独自の能力を持ち寄り、サポートしようとしているということだ。

「コブは前にもここにいて、戻ってきた。アーロンとの経験も持っている」とラザード。「ベテランのサミー(ワトキンス)はスーパーボウルで勝ったことがある。俺たちの中で誰もやったことのない偉業だ。彼はそれを知っていて、そのレベルで成功したことがある」

「若手は毎日誰かがステップアップしていて、技術を精査し、オフェンスを引き上げ、速くプレーできるようになっている。そこが一番大きいんだ。自分のやるべきことが分かると、少し速くプレーができる」

31歳のコブはパッカーズで9シーズンをプレーしている(2019年はダラス・カウボーイズ、2020年はヒューストン・テキサンズにいた)。アダムスとジョーディー・ネルソンを除き、彼はロジャースのキャリアで誰よりも多く彼のパスをキャッチしている。フリーエージェントでやってきた29歳のワトキンスは5回のキャッチで98ヤードを稼ぎ、カンザスシティ・チーフスの第54回スーパーボウル制覇に貢献した。ラザード、コブ、ワトキンス、2021年3巡目指名のアマリ・ロジャース、ジュワン・ウィンフリーとマリク・テイラーが経験者のオプションだ。

ラザードが言及した若手には次の3人のルーキーが含まれている。ノースダコタ州立大学出身で2巡目指名のクリスチャン・ワトソン、ネバダ大学出身で4巡目指名のロミオ・ドゥブス、そしてネブラスカ大学出身で7巡目指名のサモリ・トーレだ。

ワトソンは引き続きオフシーズンに受けた膝の手術から回復中のため除外されるが、ドゥブスはトレーニングキャンプで名を上げた。

188cm、93kgのレシーバーは練習のたびに必ず1回は“ワオ”と言わせるプレーを見せているとロジャースは言う。2022年NFLドラフトで見過ごされていた可能性のあるドゥブスは、今になって注目されていることを気にしていない。その代わり、彼は自分のことに集中している。

「それよりも、俺がグリーンベイ・パッカーズのために準備を整え、ハイレベルでプレーできるようにする方が重要だと思う。ドラフトの成り行きに関係なく、みんな機会はもらえるんだから」とドゥブスは言っている。「俺はただ、自分がコントロールできることを確実にコントロールできるようにして、できる限り準備を完璧に近づけるだけ」

その準備のほどは現地12日(金)、パッカーズ最初のプレシーズンゲームで試されることになる。チームはサンタクララを訪れ、サンフランシスコ49ersと対戦する。

「厳しくいくつもりだ」とロジャースは話した。「厳しく指導するし、もし俺が誰かに声を掛けるとしたら、それはいいことだし、誰かを叱ったとしたら、それもいいことだ。話もしないというのは望ましくない。批評し、指導し、いいフィードバックを与えるのが理想だ。このチームの一員になれると感じるできるだけ多くの相手とそうしようとしている」

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