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“かなり短期間で”バッカニアーズオフェンスを習得中のWRフリオ・ジョーンズ

2022年08月13日(土) 10:35

タンパベイ・バッカニアーズのフリオ・ジョーンズ【AP Photo/Chris O'Meara】

タンパベイ・バッカニアーズに加入してから2週間程度が経過し、ワイドレシーバー(WR)フリオ・ジョーンズは徐々に新しいオフェンスに慣れてきたようだ。

『The Tampa Bay Times(タンパベイ・タイムズ)』によると、ジョーンズは現地11日(木)に「すべては自分のもとにやってくる。フットボールのゲームで、考えながら出なきゃいけないのは嫌だろ。習慣としてできるものになってほしいはずだ。でも、俺はかなり短期間で習得できているし、いい感じだ」と明かしたという。

ベテラン選手のジョーンズは木曜日に休みを取り、マイアミ・ドルフィンズとの合同練習を見学していた。

プロボウルに7回選出された経歴を持つジョーンズは、マイク・エバンスやクリス・ゴッドウィン、ラッセル・ゲージのいるバッカニアーズWR陣に加わっている。バッカニアーズは優秀な人材に恵まれているが、すでに複数の負傷者を抱えており、ゲージは今週、足のケガを抱えた状態となっていた。また、昨季にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂したゴッドウィンは現在もリハビリを続けている。

クオーターバック(QB)トム・ブレイディがキャンプの途中で数日間の休暇を取ることになったため、ジョーンズとの関係を強化するのは難しくなりそうだが、彼らの実力を考えれば、乗り越えられないことではないはずだ。

ただでさえバッカニアーズでの時間は限られているものの、ジョーンズはすでに練習でプレーメイク能力を発揮している。

ジェネラルマネジャー(GM)ジェイソン・リヒトは木曜日に『95.3 WDAE』に出演した際に「正直に言うと、彼は期待していた以上の存在だ」と語った。

過去に6年連続でプロボウルに選出されたジョーンズだが、ここ2シーズンはケガにより活躍を妨げられている。アトランタ・ファルコンズでの最終年となった2020年シーズンはわずか9試合しか出場していない。昨季はテネシー・タイタンズで10試合に出場したが、キャッチ(31回)、レシーブヤード(434ヤード)、タッチダウン(1回)でいずれもキャリアで最も低い記録となった。

ケガによって忍耐力を身につけられたと語る33歳のジョーンズは、次のようにコメントしている。

「忍耐力に関しては、単に60から70%くらいの状態で出て、自分は出られるし戦えるってことを実感するんだ。俺は昔、そうしていた。でも、今はそれよりも先を行っている。単純に適切な治療を受けて、適切に休むとか、そういうことをしている」

ジョーンズがケガに悩まされなければ、バッカニアーズのパスゲームはNFLで最も危険なものになるだろう。そうなるには健康状態が主な要因になってくるが、今のところは順調のようだ。

【RA】