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100名の選手が初代カリフォルニア・ハイスクール・フットボールの殿堂入り選手に選出

2022年08月16日(火) 15:34


トム・ブレイディ、ジョン・エルウェイ、アーロン・ロジャース【NFL】

ワシントン高校出身のヒュー・マクエルヘニー、グラダナヒルズチャーター高校出身のジョン・エルウェイ、フニペロ・セラ高校出身のトム・ブレイディ(現タンパベイ・バッカニアーズのクオーターバック/QB)など、多くの有名選手を輩出してきたカリフォルニアは、1世紀以上にわたって高校フットボールの激戦区となっている。

カリフォルニアの名門校出身者にはNFLで輝かしいキャリアを積む者も多い。ローズボウル・レガシー基金は現地15日(月)にローズボウルでカリフォルニア・ハイスクール・フットボールの殿堂入り選手を発表しており、そこでは100名の選手が第1期生として名前を挙げられた。

『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、今回の選出メンバーには前述のマクエルヘニーやエルウェイの他、現在サンフランシスコ・49ersのジェネラルマネジャー(GM)を務めているジョン・リンチ(トーリーパインズ高校出身)やマーカス・アレン(リンカーン高校出身)、ロニー・ロット(アイゼンハワー高校出身)、アンソニー・ムニョス(チャッフィー高校出身)といった、プロフットボールの殿堂入りも果たしている29名が含まれているという。

ブレイディやグリーンベイ・パッカーズのQBアーロン・ロジャース(プレザントバレー高校出身)など、そうそうたるメンバーが名を連ねており、殿堂入りを果たす選手はこれからも増え続けるだろう。

現ワシントン・コマンダースのヘッドコーチ(HC)ロン・リベラ(シーサイド高校出身)や、伝説のMLB殿堂入り選手であり、パサデナにあるジョン・ミューア高校でマルチスポーツを始めたジャッキー・ロビンソンも選ばれた。

また、『NFL Network(NFLネットワーク)』のアナリストであるウィリー・マクギネストとモーリス・ジョーンズ・ドリューも選出されている。マクギネストの出身校であり、長きにわたってNFLに才能ある選手を輩出してきた歴史を持つロングビーチポリテクニック高校からは6名が選ばれている。一方のジョーンズ・ドリューは北カリフォルニアのコンコードにある強豪デラサール高校出身であり、同校からは合計3名が選出された。

ジョーンズ・ドリューは高校時代のコーチであるボブ・ラドゥーサーと共に選ばれている。ラドゥーサーの他に、ビル・レデルやケビン・ルーニー、ハリー・ウェルチなど、カリフォルニアの著名なコーチ陣も選出を果たした。

今回はローズボウル・スタジアムの100周年を象徴するために100名の選手が選ばれた。今後は1年おきに選出され、規模も縮小される。第1期生はカリフォルニア州のメディア関係者や行政関係者など26名で構成されている委員会によって選出された。

カリフォルニア・ハイスクール・フットボールの殿堂はローズボウルに設けられ、11月下旬にオープンし、2023年春に第1期生の授賞式が予定されている。

【RA】