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ブラウンズCニック・ハリスが膝の負傷で今シーズン終了

2022年08月17日(水) 10:12


クリーブランド・ブラウンズのニック・ハリス【AP Photo/Stephen B. Morton, File】

ニック・ハリスについてのクリーブランド・ブラウンズの計画は、2022年シーズンの間は棚上げされることになった。

ヘッドコーチ(HC)のケビン・ステファンスキーは、現地16日(火)このセンター(C)を故障者リザーブに入れたと認め、ハリスのシーズンが正式に終了することになった。

ハリスは、24対13の勝利を収めたジャクソンビル・ジャガーズとのプレシーズン初戦の早い段階で膝を負傷し、その後試合に戻らなかった。ブラウンズはこの負傷でハリスのシーズンが終了することを恐れていたが、火曜日のIR(故障者リザーブ)の発表により、そのような心配が現実となっている。

さらに悪いことに、ハリスが負傷した翌日の月曜日、新人センターのドーソン・ディートンが練習でACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂し、同じようにシーズン終了となった。

ブラウンズはワシントン大学から2020年ドラフトの5巡目指名で獲得し、最初の2シーズンで控えのガード(G)を務めたハリスの保険として、オフシーズンにベテランセンターのイーサン・ポーシックと契約した。長期計画ではブラウンズがオフシーズンに放出した元先発のJC・トレッターに代わってハリスを起用することになっていたが、ハリスのケガにより、チームはポーシックに頼らざるを得なくなる。

ディートンの負傷はブラウンズがセンターのポジションに望んでいた選手層を薄くしており、チームに外部からのサポートを探すのを強制することになりそうだ。トレッターとの再契約が適切に思われるが、未だに契約がされていないこの状況を見るに、ブラウンズまたはトレッターが再タッグに興味を持っている様子はない。

クオーターバック(QB)デショーン・ワトソンは最終的な判決を待っており、先週に2人のセンターを失ったほか、オフシーズンに契約したワイドレシーバー(WR)ジャキーム・グラントが練習中にアキレス腱を負傷したためIRに配置しなければならなくなるなど、ブラウンズの夏は現在まで騒々しい状況だ。これらのハードルを抱えつつ、2022年シーズンに成功を収めるためにチームを動かすジェネラルマネジャー(GM)アンドリュー・ベリーの課題はまだ残っている。

【AK】