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シーホークスQBウィルソン、49ers戦で膝を負傷

2016年09月26日(月) 12:45

膝を負傷したシアトル・シーホークスのQBラッセル・ウィルソン【AP Photo/Ted S. Warren】

現地25日(日)、サンフランシスコ・49ersを37対18で下してチームとしては最高の試合となったシアトル・シーホークスだが、試合終了時、エースクオーターバック(QB)であるラッセル・ウィルソンの姿がそこにはなかった。

第3クオーターで49ersのラインバッカー(LB)イーライ・ハロルドがウィルソンに対してサックを仕掛けた際、お互いが転倒するとともにウィルソンの膝が恐ろしい方向に曲がった。このプレー後、シアトルのスターQBウィルソンに代わってルーキーQBのトレボン・ボイキンが出場したものの、次のスナップ時にはウィルソンがフィールドに復帰。ドライブを決めて27点目となるフィールドゴールを演出したウィルソンは、そこからの残り時間をボイキンに任せている。ヘッドコーチ(HC)を務めるピート・キャロルは試合に勝利後、「ウィルソンは少し膝をひねっただけだ」と記者らに対して語った。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによれば、ウィルソンは膝の内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい)を痛めたとのこと。ウィルソンは25日夜にMRIで精密検査を行う予定だ。

試合を終えたウィルソンは自らの膝に関して「あまり深刻な感じはしない。動かすこともできる。試合に勝てばいつも気分は最高だ」とコメント。

後にウィルソンの左膝にはトレーナーによって固定具が装着された。点差が開いているとなれば、負傷しているチームの中心選手を最後まで出場させるようなチームはない。

HCキャロルはウィルソンについて、「ご存知のとおりだが、彼はとても冷静だ。彼はプレーすること以外、何も考えるつもりはない」と述べた。

シアトルの戦況は現在、49ers戦の勝利を含めて2勝1敗となっている。次戦は日本時間10月3日(月)深夜2時開始のニューヨーク・ジェッツ戦。開幕戦のアクシデントですでに痛みを抱えているウィルソンが、第4週の試合に出場可能かどうかは大きな疑問だ。

キャロルは5年のキャリアで1度も先発を外れたことのないタフな選手であるウィルソンについて、「1番気がかりなことはウィルソンがまだ足首の治療もしているということだ。しかし、今日の試合前を見る限り彼の足首は全く問題がなく、素晴らしい動きをしていた。かなりの回復具合だ」と語っている。