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QBプレスコットのキャンプでの状態が“過去最高”とカウボーイズ取締役副社長

2022年08月20日(土) 12:17


ダラス・カウボーイズのクーパー・ラッシュとダック・プレスコット【AP Photo/Ashley Landis】

昨年のトレーニングキャンプでダラス・カウボーイズのクオーターバック(QB)ダック・プレスコットは足首の骨折からの回復を目指す中で、投球側の肩の筋挫傷にも見舞われていた。一方で、今オフシーズンは健康状態が良好だという印象を残している。

『Dallas Morning News(ダラス・モーニング・ニュース)』のカルビン・ワトキンスによれば、カウボーイズの取締役副社長であるスティーブン・ジョーンズが最近、「彼がカウボーイズの一員になってから見続けてきたが、今までで一番良いキャンプを過ごしていると思う」と話していたという。「速度、正確さ、すべてにおいてだ。もちろん、クオーターバックは年を重ねれば重ねるほど良くなる。良い選手はそういうものだ。年々、良くなっていく。彼はこれまでで最高のトレーニングキャンプを過ごしていたと思うし、それを疑う余地もない」

ついに、プレスコットの健康状態がカウボーイズのキャンプで注目を集めないようになっている。現在、注目されているのはワイドレシーバー(WR)陣であり、シーディー・ラムとノア・ブラウンが今週の練習を欠席する前から疑問符がついていた。ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂して現在もリハビリを続けているマイケル・ガラップが、シーズン第1週には間に合わないと見込まれている上に、新加入したジェームズ・ワシントンも足を負傷して6週間から10週間にわたって離脱すると見られている。

レシーバー陣に懸念がある分、プレスコットには完ぺきでなければならないというプレッシャーがさらにかかっている。

しかし、プレスコットは壊滅的なWR陣とのプレーについて「必ずしも不満を抱いているわけではない」と語った。「本当にそう思っているし、今はまさに他のメンバーをステップアップさせてチャンスを生かしてもらうようにする時期なんだ」

カウボーイズがNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区を再び制覇するには、プレスコットが17試合を通してベストな状態を維持し、すべての選手を高みへと導く必要がある。それが自分の肩にかかっていることを理解している29歳のプレスコットは、次のように強調した。

「このチームのクオーターバックとして求められていることをやっている。このポジションでプレーする以上、他の選手を巻き込んで束ね、統率を取ることが自分の責任だというのを理解している。レシーバー陣が若くてもそうでなくても違いはない。彼らは俺に答えを求め、俺は彼らにコミュニケーションをとって同じ考えを持つことを求める。俺たちはそれを繰り返して成長し続けていくんだ」

【RA】