ニュース

先発起用を受けて「自分らしくいるしかない」とブラウンズQBブリセット

2022年08月20日(土) 13:21

クリーブランド・ブラウンズのジャコビー・ブリセットとデショーン・ワトソン【AP Photo/Nick Cammett】

クオーターバック(QB)デショーン・ワトソンに11試合の出場停止処分が科されることが正式に決定し、クリーブランド・ブラウンズはレギュラーシーズンの大部分でベテランQBジャコビー・ブリセットを先発に据えようとしている。

『Akron Beacon Journal(アクロン・ビーコン・ジャーナル)』によると、ブリセットは現地19日(金)に「自分らしくいるしかない。普段と違うことをしようとは思っていないし、単純に自分らしくいようとしている」と話したという。

レギュラーシーズン第1週の先発を務めることになったブリセットは、プレシーズン初戦には出場していない。また、ヘッドコーチ(HC)ケビン・ステファンスキーは日曜日に実施されるフィラデルフィア・イーグルス戦でもブリセットを出場させない方針を貫いている。今週に行われた練習でファーストチームのレップスの大部分に参加していたブリセットは次のように語った。

「プランがあって、その通りに進んでいると思うし、オフェンスにもどんどん慣れてきている。まだ試合には出ていないから、その時が来たら、自分のゲームとして日々練習で取り組んでいることを生かさなきゃいけないと思っている。毎日イメージしている試合だと思って臨むつもりだ」

アクロン・ビーコン・ジャーナルによると、現在の計画ではブリセットはシカゴ・ベアーズとのプレシーズン最終戦に出場することになっているという。

ニューイングランド・ペイトリオッツから2016年ドラフト3巡目指名を受けたブリセットは、急に任務に駆り出されることに慣れている。ルーキーシーズンでも、トム・ブレイディの出場停止とジミー・ガロポロの負傷を受けて2試合に先発出場した。また、2017年には、シーズン開幕直前にインディアナポリス・コルツにトレードされ、15試合で先発を務めている。

これまでの経験から、ブリセットにはプレシーズンのレップスが少なくても新しいオフェンスでシーズン開幕を迎える自信があるのだろう。

ブリセットは「毎日出るたびに、さらに成長して慣れてきたと感じている」と強調し、「もちろん、試合に出場したわけではないけど、試合運びを見たり、サイドラインでみんなと話したりするだけでも、自分たちがやっていることに自信を持てるようになってきた。だから、それをこのまま積み上げていきたいと思っている」と続けた。

ブラウンズは現在、ガロポロのような別のベテラン選手を迎え入れることを避けているため、シーズン開幕に向けて指揮を執るのはブリセットだ。現時点ではジョシュ・ローゼンとジョシュア・ドブスがロースターに登録されており、ドブスはバックアップのままだと見られている。

【RA】