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ロックとスミスのQB争いにタイムラインは設けないとシーホークスHCキャロル

2022年08月23日(火) 12:05

シアトル・シーホークスのドリュー・ロック、ピート・キャロルHC、ジーノ・スミス【NFL】

クオーターバック(QB)のドリュー・ロックが現地21日(日)にCOVID-19リストから復帰した。これにより、この1週間はシアトル・シーホークスが金曜日に迎えるダラス・カウボーイズとのプレシーズン最終戦に誰が先発クオーターバックになるのかが話題になるだろう。

今のところヘッドコーチ(HC)のピート・キャロルは明言を避け続けている。

「週明けに詳しく話すか、話さないか。分からない」とキャロルHCは自身の予定についてチームの公式サイトでコメントした。

プレシーズンの最終戦で誰が先発するかはさておき、陽性反応を示したことで先週の試合を欠場しているロックは、これからレップスの大部分に参加すると思われる。

QBジーノ・スミスが先発メンバーとのレップスの大半に参加していたが、日曜日の練習では主力オフェンスとのスナップ数をロックと分け合うことになった。

キャロルHCはロックについて「今日の彼はまずまずだった。無事に回復できたようだ」と話している。「陽性反応から6日か7日は経つから、体調面では大丈夫そうだ。とはいえ、フィールドに出て走り回るまでは分からないものだ。彼はそれにもタフに耐えられたから良かった」

ロックが不在の間、スミスには先発の座を勝ち取るチャンスがあった。だが、それは実現せず、ロックに仕事を奪われる可能性が出てきた。

先発QBを発表するに当たって「差し迫った期限」はないとキャロルHCは言う。

「必要なだけ時間をかけて決め、必要な情報がすべてそろっているようにしたい」とキャロルHCは述べている。「このゲームで何が起きるのかが待ち遠しい。ジーノは良くやってくれているが、まだ他の選手の努力を必要としている。ボールをもっとキャッチできなければならないが、それでも彼はうまく対応している。ドリューはドライブ3回とタッチダウンドライブを2回記録していて、結果を出している。だから、今週次第だ。それに、今後の練習はかなりいい内容になるはずだ。今週も来週も、その次の週も、素晴らしい練習になる予定で、必要があればそれらすべてを費やすつもりだ」

最終的な期限は、新天地へと向かったQBラッセル・ウィルソンがデンバー・ブロンコスを率いてシアトルに戻って来る9月12日のマンデーナイトフットボールになる。だが、内々での期限はそのかなり前になり、誰が先発を勝ち取ろうとも、シーズン開幕に向けてできるだけ多くのレップスをこなすことができるようにするはずだ。

これまでの過程でキャロルHCはスミスを優先しているようで、このままベテランが先発QBになってくれた方が何かと楽に済むと考えている節がある。だが、まだその通りにはなっていない。ロックには金曜日のカウボイーズ戦でこのQB争いの運命的な結末をひっくり返すチャンスがある。

【R】