ワシントンが元QBソニー・ジャーゲンセンの9番を永久欠番に
2022年08月24日(水) 14:12ソニー・ジャーゲンセンは88歳の誕生日に、ワシントンでのプレーキャリアが永遠に讃えられることを知った。
ワシントン・コマンダースが現地23日(火)に、殿堂入りしたクオーターバック(QB)であるジャーゲンセンのジャージーナンバー9を2022年シーズンに永久欠番にすることを発表した。セレモニーはシーズン第18週にフェデックス・フィールドでダラス・カウボーイズと対戦するホームゲームのキックオフ前に行われる。
共同CEO兼共同オーナーのターニャ・スナイダーはチームのウェブサイトを通じて「ワシントンのフランチャイズのメンバーは今後、誰もナンバー9を身につけることはありません。それはソニーのフィールド内外での信じられないほどの業績を真に称賛するものです」と話している。
「ダンと私はソニーがこのフランチャイズにささげてくれた55年間に感謝しています。彼はフランチャイズの歴史で最も偉大なクオーターバックの1人として、そして、私たちの3度のスーパーボウル優勝を伝えたチームラジオの声として、人々の記憶に残るでしょう。彼は真の卓越性とプロフェッショナリズムを体現する人であり、未来のワシントンの選手たちのロールモデルとなってきました。今季に彼の友人や家族の皆さんと一緒に、彼のレガシーを称えるのを心待ちにしています。彼は永遠にバーガンディー&ゴールドの一員です」
ワシントンの選手で永久欠番になったのはジャーゲンセンで4人目にあたる。これまでにショーン・テイラー(21番)、サミー・ボウ(33番)、ボビー・ミッチェル(49番)が永久欠番になっている。フランチャイズ史上2番目のパス成功数(1,831回)、パスヤード(2万2,585)、タッチダウンパス(179回)をマークするジャーゲンセンは、ワシントンを代表する選手として1983年にリング・オブ・フェイムのメンバーに選出。90年にわたるワシントンの歴史が輩出した50名のリング・オブ・フェイムの1人となった。
「今回認められたことをとても恐縮に思っている。私のジャージーナンバーが、この人生の中の55年を過ごしたフランチャイズで永久欠番になるのは、生涯にわたる名誉だ」とジャーゲンセンはコメントした。
「この栄誉にあずからせてくれたこと、そして、ワシントン時代に私と私の家族をサポートしてくれたことに対し、ダンとターニャに感謝を。クリーツを脱いだときから、その数十年後にクリップボードとヘッドセットを置いたときまで、私がワシントンで過ごしたときは、私にとってのすべてだった。さらに、ロンバルディコーチやレナード・ハウス、ビリー・キルマー、ボビー・ミッチェル、ジェリー・スミス、チャーリー・テイラー、そしてラジオやテレビの特別なパートナーであるサム・ハフやフランク・ヘルツォークといった私のコーチやチームメイトたちにも感謝したい。また、バーガンディー&ゴールドのすべての日曜日を応援してくれたファンにもありがとう。あなたたちがいなければ、われわれはこの一生ものの特別なゲームをプレーしたり、それについて話したりする能力を持てなかった。最後に、いつも私のそばにいて、無条件のサポートをしてくれた妻のマルゴに、特別な感謝を捧げる」
同世代の中で最も純粋なパサーの一人と見なされていたジャーゲンセンは1964年にワシントンに加入。その前にはフィラデルフィア・イーグルスでも成功を収めていた(イーグルスの殿堂メンバーでもある)。5度のプロボウラーであるジャーゲンセンは18シーズンにわたるキャリアの中でリーグトップのパスヤードを記録したことが5度あり、タッチダウンパス255回はNFL歴代21位となっている。ジャーゲンセンは1960年代のオールディケイドチームに指名された3人のQBの一人であり、他にはボルティモア・コルツ(現インディアナポリス・コルツ)のジョニー・ユナイタスやグリーンベイ・パッカーズのバート・スターがいる。
ジャーゲンセンはプレーキャリアに幕を閉じた後も、38年連続でワシントンのラジオブースに詰め、ゲームの様子を伝えてきた。1983年、1988年、1992年にワシントンが制したスーパーボウルのラジオ放送もすべて担当している。
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