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ドルフィンズのコミュニケーション統括責任者ジェイソン・ジェンキンスが逝去、享年47

2022年08月28日(日) 16:53


マイアミ・ドルフィンズ【NFL】

14年近くにわたってマイアミ・ドルフィンズに所属して最終的にコミュニケーション統括責任者を務めていたジェイソン・ジェンキンスが急逝したと、チームが現地27日(土)に発表した。享年47。

ジェンキンスはサンフランシスコ・49ersで約7年間働いた後、2009年にドルフィンズに参加した。また、テキサスサザン大学、リーハイ大学、テキサス工科大学で勤務していた経歴を持ち、2018年には母校のテキサス工科大学で卒業式のスピーチを依頼されている。

当時のスピーチで、ジェンキンスは「ここで伝えたいのは、あなたの旅を特徴づけるのは地理的なものではないということだ。それを特徴づけるものは3つ。人間関係の深さ、価値観の基盤、そして意思決定をする勇気だ。そのようにして、私のキャリアと人生は素晴らしいものだった」と述べていた。

ヒューストン出身のジェンキンスは妻のエリザベスと3人の子どもを残して亡くなった。ドルフィンズは土曜日に行われたフィラデルフィア・イーグルスとのプレシーズンゲーム中に彼の死亡を発表している。

ドルフィンズのヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルは試合後、ジェンキンスの訃報をチームに告げた直後に彼について話すとき、感情を抑えるのに苦労していた。マクダニエルHCはジェンキンスの仕事に対する倫理観やプロ意識に至るまで、すべてを絶賛している。

涙ぐみながら「この人は健康で元気で、普通に毎日を過ごしていた。本当に元気いっぱいだった」と語ったマクダニエルHCは「一番つらいのはその部分だ。言葉では言い表せない。彼には素晴らしい家族がいる。奥さんも子どもたちも最高だ。つらいし、受け入れがたい。彼の死は惜しまれるだろう。彼が忘れ去られることはないと、それだけは言える」と続けた。

ドルフィンズがジェンキンスの訃報を公表した後、ソーシャルメディアでは他のスポーツメディア関係者や多くのリーグから追悼の言葉が次々と寄せられている。NBAのクリーブランド・キャバリアーズで副社長を務めているB.J.エバンスは、ジェンキンスは“偉大な人間”だったと振り返った。

ドルフィンズのオーナーであるスティーブン・ロスは「悲しみに打ちひしがれている。ジェイソン・ジェンキンスはマイアミコミュニティの象徴的な存在であり、何より、親切で信じられないほど家庭を大事にする人だった」と話している。

ジェンキンスはフロリダ州名誉毀損防止同盟をはじめとし、南フロリダにある多くの団体で役員を務めていた。

また、地域の市民団体で講演をすることも多かった。

ドルフィンズの副会長であり、社長兼CEOでもあるトム・ガーフィンケルは「親愛なる友であり、多くの人々に愛されていた人を失い、私たちの心は傷つき、悲嘆に暮れている」と述べている。「14年間ドルフィンズの組織に誠実に貢献したジェイソンは、地域社会の光であり、先駆者であり、チャンピオンだった。何よりも、人々に優しさと敬意をもって接し、出会った人すべてに忘れがたい印象を残す人だった」


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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