アリゾナ・カーディナルスのコーナーバック（CB）アントニオ・ハミルトンはNFLキャリア7シーズン目を迎えるにあたり、練習での活躍によって先発の座を手に入れていたが、料理中の事故が原因で2022年シーズンの活動開始が遅れることになった。

自宅で料理中に事故に遭って負傷したハミルトンがカーディナルスのリザーブ／NFI（非フットボール故障者）リストに置かれたと、『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが現地1日（木）に伝えている。ガラフォロはハミルトンが食用油をこぼして足にひどい熱傷（やけど）を負ったとつけ加えた。

ハミルトンは復帰可能になるまでに少なくともカーディナルスの序盤4試合を欠場することになる。

『Twitter（ツイッター）』を介してコメントと写真を投稿したハミルトンは、“不慮の事故”によりII度の熱傷を負ったと説明している。

ポッドキャスト『PHNX Cardinals（PHNX カーディナルス）』でホストを務めるボブ・ブラックによれば、カーディナルスのヘッドコーチ（HC）クリフ・キングスベリーは「彼にとっては残念なことだ。彼は先発の役割を手に入れていた」と語ったという。

ハミルトンが不在となるため、カーディナルスはCBマルコ・ウィルソンか、最近獲得したCBトレイボン・マレンを先発に昇格させる可能性が高い。

昨シーズンに全17試合に出場して2試合で先発を務めたハミルトンは、カーディナルスでの2シーズン目を迎えようとしている。それ以前は、ラスベガス・レイダースとニューヨーク・ジャイアンツで2シーズンずつプレーした後、カンザスシティ・チーフスで1シーズンだけ過ごしていた。キャリア通算では74試合に出場し、4試合に先発出場、タックル88回をマーク。インターセプトは一度も記録したことがない。

【RA】