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【2016年シーズン】第4週の見どころ

2016年09月29日(木) 13:03

【AP Photo/Phelan M. Ebenhack】

実力伯仲が特徴のNFLらしく、3週を経過して3戦全勝はレイブンズ、ブロンコス、バイキングス、ペイトリオッツ、イーグルスの5チームのみとなった。現在のプレーオフ形式になった1990年以降3勝0敗のチームがプレーオフに進出した確率は75.6%となっている。一方、最初の3ゲームで負け越しながらプレーオフに進出したチームも71あることも忘れてはならない。

今週まず注目したいのはイギリス・ロンドンのウェンブリー・スタジアムで開催されるコルツ対ジャガーズの一戦だ。今シーズン予定されている3つのイギリス開催ゲームの最初のゲームとなる。ホストはジャガーズで、4年連続ロンドン・ゲームズのホストチームとなっている。

コルツのクオーターバック(QB)アンドリュー・ラックは先週のチャージャーズ戦、第4クオーター残り1分17秒に63ヤードの逆転決勝タッチダウンパスをワイドレシーバー(WR)T.Y.ヒルトンに決めた。これは2012年10月にジャイアンツのQBイーライ・マニングがWRビクター・クルーズに決めた77ヤードタッチダウンパス以来最長の決勝タッチダウンパスとなっている。

一方、ジャガーズのWRアレン・ロビンソンは先週のレイブンズ戦で2つのタッチダウンパスレシーブを記録。ロビンソンは過去15ゲームで14回タッチダウンレシーブを決めている。チーム初勝利への原動力となれるだろうか。

2勝1敗同士の好カードとなっているのがサンデーナイトフットボール(SNF)のチーフス対スティーラーズだ。チーフスは先週のジェッツ戦で、6つのインターセプトを含む8つのターンオーバーを強いて24対3で完勝している。2インターセプトだったコーナーバック(CB)マーカス・ピータースを中心にディフェンス陣の活躍に期待したい。

スティーラーズのWRアントニオ・ブラウンは今シーズン24キャッチ、305ヤード獲得と好調を維持している。先発した5回のチーフス戦で4回勝利しているQBベン・ロスリスバーガーとのホットラインは強力だ。

マンデーナイトフットボール(MNF)も見逃せない。2勝1敗のジャイアンツを3連勝中のバイキングスが迎える。ジャイアンツのWRオデル・ベッカムは先週7キャッチ、121ヤード獲得とその存在感を示した。先週計350ヤード投げたQBイーライ・マニングは通算パス獲得距離が4万5,000ヤードを超えた10人目の選手となっている。

バイキングスのディフェンス陣は先週のパンサーズ戦で8サックを挙げた。特にディフェンシブエンド(DE)エバーソン・グリフィンは3サックを記録するなどパスラッシュの要となっている。

今週からバイウィークが始まり、パッカーズとイーグルスはゲームがないので注意したい。