セインツ戦の逆転負けについて記者たちに反抗するファルコンズHCスミス
2022年09月13日(火) 12:18現地11日(日)に行われたディビジョンライバルであるニューオリンズ・セインツとの試合の第4クオーターで、アトランタ・ファルコンズは26対10とリードしていた。しかし、過去のファルコンズと同様、そのリードは瞬く間に消えて行った。
クオーターバック(QB)のジェイミス・ウィンストンがセインツを逆転勝利へと導き、第4クオーターにワイドレシーバー(WR)マイケル・トーマスへ2本のタッチダウンパスをつなぐと、最後は勝負を決めたフィールドゴールのお膳立てをしている。
ファルコンズも終了間際に勝利を手にするチャンスがあったが、キッカー(K)ヤンオエ・クーが試みた63ヤードのフィールドゴールはブロックされ、セインツは27対26のまま逃げ切ることができた。
開幕戦でファルコンズはランニングバック(RB)のコーダレル・パターソンが120ヤードのランとタッチダウンを決め、ルーキーWRのドレイク・ロンドンも5回のキャッチで74ヤードを稼ぐなど、大方の予想を裏切る奮闘振りを見せた。ディフェンスもサック4回を記録しており、これは2021年シーズンのどの試合でも記録したことのない数字だ。
しかし、結果的にファルコンズは試合に負けた。
逆転負けを喫した後にヘッドコーチ(HC)のアーサー・スミスは、自分のチームに対する認識に反抗した。
「君たちはこのチームの死亡記事を5月に書いている」とスミスHCは『Fox 5 Atlanta(フォックス5・アトランタ)』のケリー・プライスに対して切り出し、こう続けた。「これからもわれわれの死亡記事を書くのだろう。そんなもの、誰が気にするんだ? まだ16試合ある。今日の試合から学んで改善していけばいい。次はロサンゼルス・ラムズだ。彼らはわれわれより3日も前に初戦を終えている。これから動画を見て、修正点を見つけ、ラムズとの戦いに備える」
「だから、好きなように書けばいいさ。君たちはこのチームを45位だと評価し、5月に葬った。また同じことをすればいい。われわれには関係ない。このチームは自分たちの仕事に戻るだけだ」
2020年以降にファルコンズは第4クオーターでつかんでいた15点以上のリードを3回も台無しにしている。NFL全体を見渡しても、同じ期間にそのような試合は他に2試合しかない。
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