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マクダニエルHCには“素晴らしい大胆さ“があるとドルフィンズWRヒル

2022年09月13日(火) 13:22


マイアミ・ドルフィンズのマイク・マクダニエルHC【AP Photo/Wilfredo Lee】

マイク・マクダニエルは11日(日)のニューイングランド・ペイトリオッツ戦で、新生マイアミ・ドルフィンズとして最初の大きな決断を迫られた。

ドルフィンズは前半の残り24秒で10対0とリードし、敵陣42ヤードラインからの第4ダウン残り7ヤードという状況に直面していた。

クオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアが中央のワイドレシーバー(WR)ジェイレン・ワドルにパスを通し、スピードスターが42ヤードのダッシュによりタッチダウンを決め、17対0としたことで最終的な20対7の勝利に繋がった。

WRタイリーク・ヒルは『Miami Herald(マイアミ・ヘラルド)』を通して「彼は自分の“ナッツ”を運ぶのにも手押し車がいるだろうね。なぜなら彼には素晴らしい大胆さがあるからさ」と下品ながらも今回の判断を称えるコメントを残した。

パスが失敗していれば、ペイトリオッツは前半最後に点差を縮めるロングフィールドゴールのチャンスを手にすることができた。マクダニエルの攻撃的な姿勢は、ロッカールームでも健在だった。

オフェンシブタックル(OT)のテロン・アームステッドは「あのときは突風が吹いていた。大変だったけどね。俺たちはその姿勢が好きで、俺たちはそれを挑戦として、自信として考えているよ。彼は俺たちが作戦を実行できるという自信を持ち、フィールドに出て、ハーフタイム前に点を取り、ボールを持って戻ってくるという、ゲームにおける大きなプレーだった。ヘッドコーチとしての最初のゲームでガッツのあるコールだった」とコメントしている。

2021年、マイアミは第4ダウンの試行回数が22回と最少タイだった。マクダニエルHCはオフシーズンに、より多くのリスクを取ることを望んでいるとの姿勢を示している。

タゴヴァイロアは「俺は好きだよ。彼はオフェンス全体に最大限の信頼を寄せている。それが理由だ」と話した。

マクダニエルは第1週、キャリア通算321勝(プレーオフ含む)で試合に臨んだビル・ベリチックに対してキャリア初勝利を挙げた。『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、これはデビュー戦のヘッドコーチが勝った試合としてはNFL史上最多の相手ヘッドコーチ勝利数だという。

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【AK】