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ブラウンズ戦第4クオーターの攻防は“チームの可能性”を示したとパンサーズQBメイフィールド

2022年09月16日(金) 10:22

カロライナ・パンサーズのベイカー・メイフィールド【AP Photo/Jacob Kupferman】

ベイカー・メイフィールドのカロライナ・パンサーズでのデビューは、ただのデビューという以上に重要な要素を含んでいた。試合の前半は、極めて低調だった。

パンサーズとその新しいクオーターバック(QB)にとって、まだたった1試合しか終わっていないことは幸運なことだろう。メイフィールドはシーズン第1週に前所属チームに敗北した後、「誰もがこれをスーパーボウルであるかのように言っているけど、誰がどう思おうが、まだ16試合以上残っている」と話した。

その残り16試合のうちの次の試合として、パンサーズは日曜日にメドウランズでニューヨーク・ジャイアンツと対戦することになる。チームの連敗を避けることを望むなら、彼らは試合最初の30分間を改善する必要があるだろう。

ブラウンズに敗北した試合でのパンサーズの攻撃は、最初の2つのクオーターで全体的に苦しんでおり、ハーフタイム前までに獲得した95ヤードはそのほとんどがチームの唯一の得点ドライブで得たものだった。ブラウンズのキッカー(K)ケイド・ヨークが勝利を決定づける58ヤードのフィールドゴールを決めたとき、試合の前半でパンサーズが自ら掘ってしまった穴が、脱出するにはあまりに深すぎたということが明らかになったのだ。

メイフィールドは現地14日(水)に「準備も、この試合に至るまでにやったことも、すべて完璧だった。ただ俺たちはそれが実行できなかった。試合の前半で完全に失敗して後手に回り、その後逆転を試みたけど、それはあまりに厳しかった。だから、今日の反応はまさに俺たちが望んでいるものだったよ。全員が自分自身について厳しく反省し、リーダーたちは自分たちの判断に責任を感じたけど、同時に、選手たちはまだあきらめていない。ただ、練習を続けるだけさ。今日も一日、練習を続けて、ミスを修正し、勝ちに行く」と話した。

しかし、パンサーズの試合後半のパフォーマンスは、日曜日にジャイアンツと対戦するメイフィールドと彼の新しいチームメイトのモチベーションを高めている。

メイフィールドは「(第4クオーターの攻防は)俺たち全員がしっかりと自分の仕事をしたときの可能性なんだ。そこまで良くは見えなかったかもしれないけど、俺たちは自分たちのプレーを高いレベルで実行できた。前半と後半で全く違うチームだったと話したように、後半は全員が自分の仕事をしていた。集中して、次のプレーに移る。そして、自分たちがとても良いチームになれることを実感し、それに自信を持つことが大切だ」とコメントした。

試合後半、メイフィールドはパス8回中6回を成功させ、134ヤードを獲得した。そのうち75ヤードはロビー・アンダーソンへのタッチダウンパスで、逆転は難しいように思えた試合を一瞬で一変させた。また、この得点の前にはメイフィールドが11プレー、75ヤードのドライブを自身のラッシングタッチダウンで締めくくり、高ぶる感情そのままにバンク・オブ・アメリカスタジアムの壁にフットボールを叩きつけていた。

メイフィールドはかつて多くのブラウンズファンに愛された自信と落ち着き、そしてクラッチプレーを、一瞬にして取り戻した。彼は前所属チームを第1週に打ち負かすという、望ましい結果をもう少しで得るところだったが、パンサーズは、最高の盛り上がりを見せた最終クオーターを慰めとして、そしておそらく来るべき事態の前兆として受け入れなければならないだろう。

メイフィールドは「俺は自信を持たないといけないね。このメンバーに信じてもらえるようにならないと。偉大なリーダーであること、そして俺たちは勝てるチームで、それも多くの試合に勝つことができると知ること。次の試合に集中することが大切だ。ネガティブなことにこだわると、必ずそのことが頭によぎる。だから自分を信じて、次のプレーに集中するんだ」と話した。

メイフィールドの次の試合は、日曜日、ドラフト同期のランニングバック(RB)であるセイクワン・バークリーとの戦いになる。しかし、ありがたいことに、パンサーズのチームとしての完成度は先週とは異なる。

ヘッドコーチ(HC)のマット・ルールは「選手たち全員へのメッセージとしては、一息ついて、ひとつひとつのプレーを大切にしようということだ。私は(メイフィールド)が勝つのを見たい。彼のパンサーズでの最初のゲームは、周りの騒ぎが大きすぎて邪魔だった。ただ単にボールをプレーしに行こう」とコメントし、こう続けた。

「私は今のチームにはそういった姿勢があると思う」

【AK】