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シーホークスSアダムスが大腿四頭筋腱断裂、シーズン終了の手術へ

2022年09月16日(金) 10:26

シアトル・シーホークスのジャマール・アダムス【AP Photo/Stephen Brashear】

セーフティ(S)ジャマール・アダムスのシアトル・シーホークスでの3シーズン目は1試合をもって終了する。

アダムスが断裂した大腿四頭筋腱を修復する手術を受けることでシーズン終了になる見込みだと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地15日(木)に報じている。月曜日に17対16で勝利したデンバー・ブロンコス戦で負傷したアダムスは故障者リザーブ(IR)に置かれることになると、ラポポートはつけ加えた。

シーホークスはその後、アダムスをIRに置いたと発表。シーホークスはアダムスのロースタースポットを埋めるためにアトランタ・ファルコンズの練習生だったコーナーバック(CB)ティーズ・テイバーと契約している。

ニューヨーク・ジェッツから2017年ドラフト1巡目指名を受けてキャリアをスタートさせたアダムスは、過去2シーズンをシアトルで過ごし、シーホークス守備陣のバックエンドを補強する存在として活躍してきた。オールプロに3度選出された経歴を持つアダムスは、シーホークスに移った初年度にプロボウル選出も果たしたが、2021年はそうした栄誉から遠ざかっている。

アダムスは2つの1巡目指名権などと引き換えに成立した大型トレードでシーホークスに移り、求めていた自由を手にした。ジェッツからアダムスを獲得した1年後、シーホークスはアダムスと4年7,200万ドル(約103億1,544万円)の契約を結んでいる。

それ以降、ケガに悩まされるようになったアダムスは2021年シーズンに5試合を欠場した。アダムスはシーホークスに移籍してからそれまでと異なる役割を任されるようにもなり、フィールドの深い部分を独占的に担当するのではなく、スクリメージラインにより近い部分でかなりの時間を過ごすようになっている。この変化はサック数にもあらわれており、2020年にはサック9.5回を記録してキャリアハイを更新した。

先日の試合でタックル3回とパスディフェンス1回をマークするも、前述の負傷により途中離脱したアダムスの2022年シーズンは、1試合のみの出場にとどまるだろう。

アダムスが不在になれば、シーホークスは2022年サラリーキャップナンバーの観点からチームのトップ3に入る高給取りの1人を残りのシーズンでラインアップから外し、バックアップのジョシュ・ジョーンズを出場させることを余儀なくされる。

10数年ぶりにクオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソン不在のシーズンを迎えるにあたり、シーホークスは2022年にNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区の優勝争いに加わると予想されていなかった。そのため、シーズン初戦の勝利はうれしい驚きとなっていたが、アダムスの穴を埋めるにはチームが総力を結集させる必要が出てくるだろう。

【RA】