シアトル・シーホークス史上唯一のリーグMVPが15人目としてチームのリング・オブ・オナーに加わる。

元ランニングバック（RB）ショーン・アレキサンダーが現地10月16日（日）にルーメン・フィールドで行われるシーズン第6週のアリゾナ・カーディナルス戦で、チームから表彰される予定となっている。

シーホークスのチャック・アーノルド会長は声明の中でこう述べた。「シーホークスはショーンがわれわれの組織に与えた素晴らしい影響を称え、彼をシーホークスのリング・オブ・オナーの15人目のメンバーに迎えることを誇りに思っている。ショーンはフィールドの上でも外でもチャンピオンとしての真の姿を見せてくれた。今シーズンに“The 12s”（シーホークスファン）の前で彼を表彰し、正式に祝福できることをうれしく思っている」

プロボウルに3回出場しているアレキサンダーは9シーズンのうち8シーズンをシーホークスで過ごし、2005年にはチームを初のスーパーボウル出場に導いてMVPを受賞した。この年にアレキサンダーはリーグ最多となる1,880ヤードとラッシングタッチダウン27回を記録し、NFLの最も栄誉ある賞に輝いた。さらに、オールプロのファーストチームと年間最優秀攻撃選手賞にも選ばれている。

アラバマ大学出身のアレキサンダーは2000年のドラフトで1巡目指名を受け、2001年にはシアトルの先発RBとして頭角を現す。5シーズン連続で1,000ラッシングヤード以上を記録した。2007年シーズンを最後にフランチャイズを去ったアレキサンダーは、通算119試合に出場し、2,176回のキャリーでフランチャイズ最多の9,429ラッシングヤードと112回のタッチダウンを記録した。2008年に当時のワシントン・レッドスキンズに短期間在籍してからキャリアを終えている。

アレキサンダーはかつてのチームメイトであるクオーターバック（QB）のマット・ハッセルベックやヘッドコーチ（HC）のマイク・ホルムグレン、そしてワイドレシーバー（WR）のスティーブ・ラージェント、QBジム・ツォルン、ディフェンシブタックル（DT）コルテズ・ケネディといった名選手とともにリング・オブ・オナーに加わる。

「リング・オブ・オナーの一員になることはとてもエキサイティングで光栄なことだ」とアレキサンダーは述べている。「シアトルに来てスタジアムを見上げると、リング・オブ・オナーの偉大な選手たちがそこにいる。スティーブ・ラージェントとジム・ツォルンのハイライトを見たのを覚えているよ。ランニングバックとしてはもちろんカート・ワーナーも印象に残っている。“俺もこの人たちの記録を追いかけたい。エキサイティングなことになるぞ”って思ったんだ。だから、入団した時には兄貴のような存在だったDTウォルター・ジョーンズやコルテズをはじめ、彼らの仲間入りを果たせたことはすごくクールで、とても楽しみにしている」

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