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あわやインターセプトの場面が多発したものの「俺はちゃんとやっている」とチーフスQBマホームズ

2022年09月18日(日) 01:16

カンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズ【AP Photo/Charlie Riedel】

優秀なチームは自分たちの失敗を克服する。

カンザスシティ・チーフスは現地15日(木)夜、切れ味の良いプレーをしていたわけではないが、試合後半に10点差を縮める道を見つけ、最終的に27対24でロサンゼルス・チャージャーズに勝利した。

クオーターバック(QB)パトリック・マホームズはいくつか素晴らしいプレーを生み出してチーフスをけん引したものの、そのプレーは散発的で、インターセプトされてもおかしくないパスも何度かあった。

チームが公式発表した試合後のコメントで、マホームズは「そもそも、俺はちゃんとやっている」と語っている。「フラッグが投げられたことでインターセプトの判断にはならなかったものがいくつかあったし、地面に当たったやつは覆りもした。セカンドチャンスを手にしたのなら、必ずそれを生かさないといけない。素晴らしいフットボールチームたちと戦っているんだから、すでに17対7とリードされている状況で、レッドゾーンまでボールが進んでいて、しかも得点のチャンスを再びもらえたのなら、それを生かす必要がある。だから、あのドライブで糸口を見つけて得点できたのはオフェンスとして素晴らしい仕事だった。こっちは彼らにチャンスを与えることすらしてはいけない。たまにギリギリのところまでいってしまったから、今後はもっとうまくやれるようにならないとね」

重要な一連の流れはチーフスが2桁の差をつけられていた第3クオーターの中盤に起きた。マホームズがタイトエンド(TE)トラビス・ケルシーに投げた不規則なパスを、コーナーバック(CB)アサンテ・サミュエルJr.がジャンプしてインターセプトしたように見えた。しかし、オフィシャルはサミュエルJr.が着地するまでボールをコントロールしていなかったと判断し、インターセプトの判定を覆している。

その6プレー後、マホームズはポケットで前進し、ワイドレシーバー(WR)ジャスティン・ワトソンに完ぺきなタッチダウンパスを投げてチャージャーズに反撃。

最終的にはインターセプトの判定が覆されたとはいえ、苦戦を強いられたチャージャーズ守備陣を評価するマホームズは次のように話している。

「あれが覆ることを願うのは当然だけど、あのプレーで俺はやられた。彼らは試合中ずっとそうだった。あるカバレッジでプレーしていたのに突然、シェルカバレッジで動揺させてきて、それまでずっとそこから外れてプレーしていたコーナーにやられた。彼はカバー2をプレーするために下がってきて、俺のパスを止めた。いつもストレートには投げないから、運良く跳ね返って地面に落ちて、もう1回チャンスを得られたんだ。PFF(Pro Football Focus/プロフットボール・フォーカス)はそれに関して俺に低いグレードをつけるだろうけど、これからも努力する」

チャージャーズの再編成された守備陣はマホームズのパスの多くに食らいついていた。インターセプトの運がチーフス側に向かなければ、マホームズのパス35回中24回成功、235ヤード、タッチダウン2回という成績はさらに悪くなっていたかもしれない。

しかし、チーフス攻撃陣はチャージャーズにそのチャンスを逃した報いを受けさせ、守備陣も試合の後半に奮起した。ショートウイークで優秀な地区ライバルとの試合に臨んだチーフスは最善のプレーをできたわけではないが、逆転勝利を収めている。

「今年は勝利をつかむ方法を見つけたと思う」とコメントしたマホームズはこう続けた。「プレーオフに進出するチームになるだろう。彼らはスーパーボウルの出場候補だ。素晴らしいディフェンスとオフェンス、スペシャルチームを擁しているから勝つ方法とホームフィールドアドバンテージを確保し続ける方法を見つけられるだろう。今回はとても大きかったと思うし、シーズンが終わって振り返るときに、あれは俺たちに大きな勝利だったと言うだろう」

【RA】