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T.J.ワット不在でも「イチからやり直すわけではない」とスティーラーズDTヘイワード

2022年09月17日(土) 19:37

ピッツバーグ・スティーラーズのキャメロン・ヘイワード【AP Photo/Joshua A. Bickel】

昨シーズンに守備部門年間最優秀選手賞に輝いたアウトサイドラインバッカー(OLB)T.J.ワットが正式に故障者リザーブ(IR)に入り、ピッツバーグ・スティーラーズは破壊力を持つプレーメーカーを欠いた状態で乗り切るための準備を進めている。

ワット不在の中でスティーラーズ守備陣は普段と違うことをしなければならないが、すべてのオペレーションが無駄になるわけではないと、スターディフェンシブタックル(DT)キャメロン・ヘイワードは分かっているようだ。

『ESPN』のブルック・プライヤーによれば、ヘイワードはワットについて「もちろん、ああいう選手を欠いてプレーするのは望ましくないけど、みんなが進歩しないとだめだ。俺たちはイチからやり直そうとしているんじゃない。スキームや物事をすべて変えなきゃいけないとは言わないけど、俺たちはただ自分たちの仕事を確実にやるだけだ」と語ったという。

守備コーディネーター(DC)テリル・オースティンは、ワット不在の守備陣はプレー開始後すぐに1オン1を制してバックフィールドを混乱に陥れることができる選手がいない状態に適応しなければならないと指摘している。

「彼がいないのだから変化はある」と述べたオースティンDCは次のように続けた。「当然、彼が得意としていることは誰もが知っているし、その数も多いのだが、構造的には私たちはこれまで通りだと思っている」

「私たちは自分たちが良いと思うこと、根本的だと思うことをやっていくつもりだ。T.J.がもたらしてくれるような成果は得られないかもしれないが、優秀で堅実な代表選手がいたらうちは大丈夫だ」

シーズン第1週に勝利したシンシナティ・ベンガルズ戦でサック3回、タックル9回を記録したアレックス・ハイスミスは、ワット以外のリードラインバッカー(LB)として活躍している。また、シーズン開幕前にデンバー・ブロンコスとのトレードで獲得されたLBマリク・リードは、この1カ月でより大きな役割を任される可能性が高い。そして、LBジャミール・ジョーンズは交代要員としてプレーするだろう。

現地18日(日)に開催されるニューイングランド・ペイトリオッツ戦は、スティーラーズのディフェンスがワット不在でどのような計画を立てているのかを初めて目にするチャンスになる。

【RA】