ニュース

術後経過順調なカウボーイズQBプレスコット、ベンガルズ戦は先発QBラッシュをアシスト

2022年09月18日(日) 20:39


ダラス・カウボーイズのダック・プレスコットとタンパベイ・バッカニアーズのシャキール・バレット【AP Photo/Michael Ainsworth】

ダラス・カウボーイズのクオーターバック(QB)ダック・プレスコットは現地18日(日)のシンシナティ・ベンガルズ戦には出場しないが、それでも彼の姿を見ることはできそうだ。

負傷中のプレスコットはヘッドセットを付けてサイドラインに立ち、先発QBクーパー・ラッシュの貴重な目や耳になる。

チームによると、基本的に彼は通常のゲームデーにラッシュが務めていた役目を代行することになるという。プレスコットはラッシュのパーソナルQBコーチとしてプレーコールを聞き、アクションを見て、意見を言う。またタブレットでプレーを分析し、重要な問題についてフィールドとコミュニケーションを取る。

彼の姿は今週の練習でも目撃されており、ゲームプランに関するミーティングには全て出席したとのことだ。試合を休むのは、ラッシュが先発して勝った昨年のシーズン第8週以来のことだが、プレスコットはこれまでと同じようにチーム、そしてQB陣の一員として関わりを続けている。

今週の試合については、あるオブザーバーが述べたところによると、サイドラインを行き来してチームメイトたちにエネルギーを与えることがプレスコットの役目になるという。

彼の健康状態に関しては、復帰の時期はまだ決まっていない。

プレスコットは12日(月)に骨折した親指の中手骨を修復する手術を受けた。執刀医はテキサス・ハンド・アンド・アーム・センターのトーマス・ディリバーティ医師が務めている。手術前は復帰まで6から8週間というおおまかなタイムラインだったが、手術を終えてからはっきりした予定が分かるだろうと考えられていた。

今のところは、最短で4から6週間の見通しだという。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは、プレスコットの復帰について、早ければ10月16日(日)のフィラデルフィア・イーグルス戦になるかもしれないと伝えている。

術後の経過は予想以上に順調だという。骨折は単純なもので、関節等に問題はなかったようだ。

手術でプレスコットの手には固定のためのプレートとネジが入れられた。最優先すべきは傷の治癒で、7から10日ほどかかると見られている。それから腫れが引くまでに10日から2週間ほどを要する。

そのため、復帰の見通しについて分かるのは数週間後ということだ。それまでの段階がどれほどスムーズにいくかが重要となる。

次に、握力の回復を見るのに2、3週間かかる。ゲームでパスを投げられるほどプレスコットがNFLフットボールをしっかり握れるかどうかがここでの焦点だ。

プレスコットは故障者リザーブ(IR)にはなっていないため、回復期間中もジャージーを着て練習に参加できる。果たしてカウボーイズオーナーのジェリー・ジョーンズが望む通りに4週間でプレーできるようになるだろうか? 彼はケガの完治が早いといくらカウボーイズが言っても、それは恐ろしく早く感じられる。

だが、そのうちに分かることだ。ひとまずは彼の回復段階のひとつひとつを見守っていくことになる。

「医療的な観点から、全員がダックの受けた手術について良い感触を得ている」とヘッドコーチ(HC)のマイク・マッカーシーは今週述べた。「今後7日間から10日間は治癒の期間。まずはそのハードルを越えよう」

【M】