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ライオンズDEハッチンソンが3回のサックを5歳の白血病患者に捧げる

2022年09月20日(火) 11:06


デトロイト・ライオンズのエイダン・ハッチンソン【Kevin Sabitus via AP】

デトロイト・ライオンズに全体2位指名で入団したディフェンシブエンド(DE)のエイダン・ハッチンソンは、ワシントン・コマンダースに36対27で勝利した現地18日(日)の試合でサックを3回決めてルーキー記録を樹立した。

ハッチンソンは9月7日に急性リンパ性白血病と診断された5歳のハドソン・ガズィ君のために特別なモチベーションでプレーしていた。

ハッチンソンは試合後に「この試合はハドソンに捧げる。彼は白血病と診断されたばかりなんだ」と『ESPN』のエリック・ウッドヤードに話している。「彼は大のライオンズファンで、俺と地元も一緒だ。俺を応援してくれていたから、試合前に動画を送ったんだ。俺はただ、こういう子どもたちのために良い試合ができてうれしい。こういうことにも注目してもらいたかった」

試合前にハッチンソンはガズィ君のためにスタジアムで動画を撮っていた。

「あきらめずにとにかく頑張ることだ」とハッチンソンは動画の中でガズィ君に語っている。「今はすごくつらいと思うけど、俺たちの日曜日の試合を見て少しでも元気を出してくれたらうれしい。俺のことを応援して、アイブラックを付けてくれよ。あと数時間後には手首のサポーターに君の名前を書いて試合に出るから、最高の時間になるはずさ。君に会えるのを楽しみにしている。ゴー、ライオンズ」

その言葉通り、ライオンズは突き進んだ。

ライオンズは試合開始からコマンダースを大きく突き放し、ハッチンソンとディフェンス陣は終盤で勝利を確実なものにしてチームは今シーズン初の白星をあげた。

『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、ハッチンソンはドラフト10位以内のルーキーとしてキャリア2試合目までにサック3回以上を記録した3人目の選手となった。また、1試合で3サック以上を記録した選手としては、2019年のDEニック・ボサと1983年のバーノン・マックスウェル、グレッグ・タウンスエンドに続いて4番目に若い選手となる。

「それはかなりクールだ」とハッチンソンはコメントしている。「でも、これはあのディフェンスライン全員の成果だと思うんだ。それぞれが自分たちの仕事をした結果、今週はその多くが僕の記録になっただけさ。だから、俺はただ恵まれていて、今週は自分のチャンスを最大限に生かすことができたし、ディフェンスラインはチーム全員が力を出し切った」

「サックというのはすごく地道な努力が必要で、全員の息が合っていないといけない。今日の俺たちはそれができていた」

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