試合後にファンにたたかれたカーディナルスQBマレー、警察が容疑者を捜査中
2022年09月20日(火) 10:53アリゾナ・カーディナルスが延長戦の末にラスベガス・レイダースを29対23で下したことを祝う中、ラスベガスの警察が現地19日(月)に、スタンドにいたファンがカーディナルスのクオーターバック(QB)カイラー・マレーを殴った疑惑に関する調査をしていることを発表した。
マレーはコーナーバック(CB)バイロン・マーフィーが日曜日に行われた試合でファンブルリターンタッチダウンを成功させた後、アレジアント・スタジアムの最前列にいた観客とハイタッチをしていた。そのとき、男が手を伸ばして何も持たない状態でマレーの顔をたたいたとみられている。
映像にはマレーがあぜんとしている様子が映っているものの、ケガはなかったようだ。その後、マレーは幸せな観客がほとんどを占めている中で攻撃者を特定しようとしていた。
ラスベガス警察の広報担当であるラリー・ハドフィールド巡査は、18時30分頃にスタジアムから暴行に関する通報があったことを正式に発表している。報告書はすぐには公開されなかった。
ハドフィールド巡査は通報者としてマレーの名前を出さなかったが、申し立てられた内容が“スタジアムの観客がプロフットボール選手を殴った”というものであったことを認めている。
また、容疑者はすぐには特定されておらず、捜査は進行中だとハドフィールド巡査は述べた。
カーディナルスの広報担当であるマーク・ダルトンは月曜日、コメントを差し控えている。
傑出した試合を展開したマレーは、カーディナルス(1勝1敗)が試合終了まで8分13秒のところからタッチダウン2回、2ポイントコンバージョン2回を成功させ、延長戦に持ち込むように導いた。
今回の勝利はマレーが5年2億3,050万ドル(約329億8,812万円)の契約に合意して以来、初めて得たものだった。2018年にオクラホマ大学でハイズマントロフィーを受賞したマレーは、2019年ドラフト全体1位で指名されている。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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