ターゲット数の少ないTEピッツについて言及するファルコンズHCスミス
2022年09月20日(火) 14:37アトランタ・ファルコンズのタイトエンド(TE)カイル・ピッツはNFL2年目のシーズンのスタートで出遅れている。
シーズン第2週に敗れたロサンゼルス・ラムズ戦で、身体能力に優れたタイトエンドとして知られるピッツはターゲット3回中2回キャッチ、19ヤードという記録にとどまった。ピッツはシーズン第1週もキャッチ2回で19ヤードと同じような成績を収めている。
ファンタジーフットボールのコミュニティがファルコンズで最も才能のある選手の1人の活躍が見られないことに憤っている一方で、ヘッドコーチ(HC)アーサー・スミスは気にもとめていないようだ。
チーム公式サイトのトーリ・マッケルハニーによれば、スミスHCは「カイルはオフェンスの大きな部分を担っている。あなた方は単に、文脈を理解する必要がある。他の選手もプレーをする。これはファンタジーフットボールではない。勝つためにやっているのだ。これからもあらゆることに目を向けて、より良くなるようにしていく」と述べたという。
ファルコンズは現地18日(日)、第3クオーターに28対3でリードされていたところから奇跡的に逆転を遂げそうになったが、最終的には惜しくも31対27で敗れている。
ピッツがクオーターバック(QB)マーカス・マリオタからあまりターゲットにされなかった一方で、新人ワイドレシーバー(WR)ドレイク・ロンドンが脚光を浴び、レシーブ8回、86ヤード、タッチダウン1回をマークした。ロンドンは今季、マンデーナイトフットボールを終える前の時点で全新人選手の中で最多の160レシーブヤードを稼いでいる。
ピッツが2021年に新人TEとしてNFL史上2番目に多い1,026レシーブヤードを記録した後、各チームの守備陣は予想通り彼を警戒している。あとはスミスHCとファルコンズの調整次第だ。2週間の通算レシーブヤードが38ヤードというのはピッツの才能に見合っているとは言えない。ファルコンズが2022年に接戦を演じる以上の成果を残したければ、ピッツがもっと関与する必要があるだろう。
【RA】