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ブラウンズ戦で期待通りの活躍を見せたジェッツ新人WRギャレット・ウィルソン

2022年09月20日(火) 14:46


ニューヨーク・ジェッツのギャレット・ウィルソン【Aaron Doster via AP】

ニューヨーク・ジェッツのワイドレシーバー(WR)ギャレット・ウィルソンはオハイオ州でカレッジフットボールの有名選手となった。だからこそ、そのオハイオでプロとして初のブレイクを果たしたのは、その経歴にふさわしい出来事だった。

ウィルソンはジェッツがクリーブランド・ブラウンズを31対30で下した試合で、ジェッツのトータルオフェンスの4分の1以上に貢献した。15ヤードのタッチダウンパスキャッチはこの日2回目の得点であり、奇跡のようなジェッツ(1勝1敗)の逆転を決定づけている。

「俺たちにこれができるって思ってたのは俺たちだけだ。特に、30対17で負けているときにはな。俺たちは素晴らしいチームを打ち負かした。逆転できたし、とにかく興奮している」とウィルソンはチームの公式サイトに話した。

ウィルソンは午後を通してブラウンズにとっての厄介な問題だった。第3ダウンの状況を序盤から、そして何度も切り抜けた。最初の得点はルーキー対ルーキーのマッチアップを制して決めたものだ。ウィルソンの卓越したルートランニング――オハイオ州立大学時代に最大の強みとして挙げられていた――が相手コーナーバック(CB)マーティン・エマーソンと間に多くのセパレーションを生み出した。クオーターバック(QB)ジョー・フラッコは第2クオーターの序盤にエンドゾーンのコーナーにいる1巡目指名選手を見つけ、ゲームをタイに持ち込むタッチダウンパスを通している。

とは言え、試合の終盤がウィルソンにとって最も重要な時間だった。新人のウィルソンは第4クオーターに、第3ダウン残り4ヤードという状況でパスを落としてしまう。ジェッツはパントを強いられ、ゲームを再びタイに戻すチャンスは失われたかのように見えた。

相手のカバレッジを吹き飛ばし、オンサイドキックをリカバーしたことによって、ウィルソンには挽回のチャンスがやってきた。そして、それを無駄にすることはなかった。

残り時間が1分を切ったところで、ジェッツはタッチダウンを必要としていた。フラッコがウィルソンに投じたパスでジェッツは12ヤード前進し、ブラウンズ側15ヤード地点へ。それから3プレー後、ウィルソンは中央にスペースを見つけ、フラッコが矢のようなパスをつなげて同点としている。キッカー(K)グレッグ・ズアーレインが成功させたエクストラポイントで得た1点のリードが、ブラウンズを相手にまさかの勝利をもたらすには十分だった。

ウィルソンの最終的な数字は見事だった。キャッチ8回、102ヤード、タッチダウン2回。これこそ、ジェッツが4月に全体10位指名権を使ったときにウィルソンに期待していたものだ。

「ここの空気は何かが違う。今週ずっと言ってるけどね。いくつかのプレーを決めようと思ってやってきたし、ただ恵まれていた。ここには家族もいるから、本当に恵まれていたんだ。エキサイトしているよ」とウィルソンはコメントした。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のダニエル・ジェレマイアによれば、ウィルソンはもっと大きな爪痕を残した可能性もあるという。

「対クリーブランドでのギャレット・ウィルソンのターゲットすべてを確認した。彼は本当に素晴らしいゲームをしたが、もっと良かった可能性がある。フラッコは4つのターゲットで少し外れていた(タッチダウンが見込まれる2回を含む)し、ウィルソンは第4クオーターで大きなドロップをやってしまった。この男はスペシャルだ」

ギャレット・ウィルソンの初めてのビッグゲームはQBフラッコと共に成し遂げられた。ジェッツは通常の先発クオーターバックであるザック・ウィルソンが帰ってきたときに、ギャレットが同じく若手の有望株であるザックとさらに良い関係を築いていくことを願っている。

少なくともギャレットのチームメイトの一人の考えでは、この新人にはもっと大きな活躍が期待できるようだ。

ジェッツのCBであるD.J.リードは『The Athletic(ジ・アスレチック)』のザック・ローゼンブラットに「あいつにはジャスティン・ジェファーソンみたいな感じがある。彼を一対一でカバーするのは、皆イヤだろ」とコメントした。

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