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ビルズQBアレンがWRディッグスとタッグを組みタイタンズに圧勝

2022年09月20日(火) 16:45

バッファロー・ビルズのステフォン・ディッグスとジョシュ・アレン【AP Photo/Jeffrey T. Barnes】

バッファロー・ビルズが41対7でテネシー・タイタンズに圧勝した現地19日(月)夜、クオーターバック(QB)ジョシュ・アレンとワイドレシーバー(WR)ステフォン・ディッグスのコンビ――そしてビルズ――がすでに誇大広告に見合うだけの成果を残していることが確認された。

シーズン開幕前に多くの人々からスーパーボウル出場を予想されていたビルズは今のところ、アレンとディッグスのコンビを筆頭にその期待に応えている。

月曜夜、ディッグスがレシーブ12回で148ヤード、タッチダウン3回を記録した一方で、アレンは317パスヤード、タッチダウンパス4回をマークした。

トータル8回のタッチダウンを記録してNFLでトップに立っているアレンは試合後、「彼に素早く頻繁にボールを与えられたのは良かった。彼はオープンになり、プレーを生み出し、素晴らしいキャッチを何度か決めるという素晴らしい仕事をしてくれた」と話している。「彼は彼そのものだ。ステフォン・ディッグスでしかない。一番かは分からないけど、彼が今、最も優れたレシーバーの1人であることはみんなが分かっている。俺は全面的に彼を信頼している」

ビルズはシーズン第1週に行われたロサンゼルス・ラムズ戦で、2人のパスとキャッチの連携だけで122ヤード、タッチダウン1回を稼いだ。2022年シーズン開幕からわずか2試合でその連携は絶好調になっている。

ディッグスが2020年にビルズに入団してアレンとタッグを組んで以来、彼らはリーグで最も危険なパスキャッチコンビの1つとして相手守備陣を苦しめてきた。ビルズがスーパーボウルを目指す今季、ビルズ攻撃陣の支え柱として期待されるアレンとディッグスのコンビは予想通りの成果を挙げている。

試合後、「俺たちはそこにたどり着く。そのために取り組んでいるんだ」と強調したディッグスは「練習してきたこととか、今まで費やしてきた時間、一貫性、そういったものが返ってくると思っている。俺たちは今まで数年間一緒にやってきたし、そこからさらに成長していくだけだ」と続けた。

これまでの2試合を通じてディッグスは270レシーブヤード、タッチダウン4回を記録している。2007年にカロライナ・パンサーズに所属していた元WRスティーブ・スミスが達成して以来、シーズン最初の2試合で250ヤード以上と4回以上のタッチダウンレシーブを記録した最初の選手となった。また、ディッグスが1試合で140レシーブヤード以上とタッチダウン3回以上をマークしたのはキャリアで3回目だ。彼はこの記録ですでに、殿堂入りした元WRジェリー・ライスと元WRランディ・モスに次ぐ歴代3位に輝いている。

また、ディッグスは4年連続で1,000レシーブヤードを達成してきた。これまでの2試合でそれぞれ稼いだヤード数の半分でも獲得できれば、容易に5年連続でその基準に到達できるだろう。

アレンはディッグスをターゲットにしていないときでさえ、MVP候補ともてはやされるにふさわしい姿を見せている。アレンにとって300パスヤード以上、タッチダウン4回以上、インターセプトなしで試合を終えるのはキャリアで7度目(プレーオフを含む)のことだ。ビルズの他のQBたちの成績を合わせても、たった2回しかその記録に匹敵しておらず、ビルズの殿堂入りQBジム・ケリーですら達成したことがない。このように大局的に見ても、アレンの存在がいかにフランチャイズにとって革命的であるかがうかがえる。

ディッグスとアレンが昨シーズン終了時の状態を取り戻した様子を見せる中、ビルズは今シーズンに圧倒的なスタートを切っている。このままシーズンを通してこの成績を維持できるか、そして1993年以来初のスーパーボウル出場というビルズの目標を達成するのに十分な成績を残せるかどうかはいずれ分かるだろう。

アレンは「当然、3年目を迎えても、俺たちは互いを信頼してたくさんコミュニケーションをとっているし、彼のボディランゲージにもだいぶ慣れている。彼も自分の思うところにボールを投げる俺に慣れてくれているし、俺たちのためにプレーし続けてくれている。俺たちはこれからもそういうプレーが必要になるだろう」と語った。

【RA】