QBスミスに任せる時が来たとシーホークスのキャロルHC、「制限は必要ない」
2022年09月21日(水) 17:59ジーノ・スミスに“料理”をさせる時が来たのだろうか?
クオーターバック(QB)スミスの勇敢なプレーに助けられ、シアトル・シーホークスが彼らの元フランチャイズQBラッセル・ウィルソンとデンバー・ブロンコスに勝利してから1週間、ピート・キャロルがヘッドコーチ(HC)を務めるチームは、今度はサンフランシスコ49ersに27対7で大敗を喫した。
その2試合の間に、スミスはリーグトップとなるパス成功率81%を記録したが、1試合平均でのパスは196ヤードにとどまっている。そろそろスミスにもっと投げさせてもいい頃合いなのだろうか? キャロルはそう信じている。
「彼を制限する必要は全くない」と彼は“Seattle Sports 710 AM(シアトル・スポーツ710AM)”の『Pete Carroll Show(ピート・キャロル・ショー)』で述べた。「ジーノには彼自身のゲームが用意できているはずだ」
シーホークスにとって顕著な問題は、単純にオフェンスが十分ではないことだ。1試合平均のプレー数が48(シーズン第1週が49、第2週が47)というのはリーグ最下位の数字だ。そのため、ジーノと彼の仲間たちが機会を最大限に生かすことがいっそう不可欠になる。これまでのところは、できていない。シーホークスのオフェンスが最後に得点を挙げたのは、ブロンコス戦の第2クオーターとなっている。
それでもキャロルHCはスミスを全面的に支持しており、そろそろ彼の主導でプレーを作り出させるべきだと考えている。
「彼を信頼すべきだし、場合によってはもっと機会等を与えるべきかもしれない」と彼は述べた。「これまでのわれわれは相当保守的だったし、ランに頼ってきた。ランが使えないときは、認めよう、必要な柔軟性を持っていなかった。われわれはもっとうまくやれる。それが正しいか、間違いかは重要ではない。重要なのはわれわれが成長を続けることだ。危険な道はあまりに多く、必要な選手たちに活躍してもらわねばならない」
キャロルHCはスミスに自由を与えることで、同じことがスターワイドレシーバー(WR)D.K.メットカーフにも起こることを期待している。
メットカーフはここまで71ヤードのレシーブとなっており、ターゲット13回で11回のキャッチだった。日曜日にシーホークスはメットカーフも関与するダブルパスを使ったトリックプレーを試みたが、結果にはつながらなかった。
「確実にボールがフィールド奥にいるD.K.に渡るようにしなければならない」とキャロルHCは述べた。「われわれは彼にチャンスを与え、彼は素晴らしいプレーを見せてくれる。タイトエンド(TE)を参加させてもっとボールを取らせなければならない。やればできることは分かっており、とてもすばらしい選手たちだ。それをもっと攻撃で出せるようにしなければならない」
「力はある。それを見せられていないだけだ」
ジーノ、D.K.、そしてシーホークスは次にアトランタ・ファルコンズをホームに迎える日曜日にそれを示すチャンスがある。シアトルがスミスに自由を与え、それを発揮できるぐらい多くのプレーができるかどうか、それは要観察だ。
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