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イーグルスQBハーツを絶賛のシリアニHC、「彼は頂点に達しようとしている」

2022年09月21日(水) 19:12


フィラデルフィア・イーグルスのジェイレン・ハーツ【AP Photo/Matt Slocum】

マンデーナイトでクオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツは自身のプレーを新たなレベルに引き上げた。エアでミネソタ・バイキングスを切り刻み、グラウンドではディフェンダーたちをなぎ倒して、フィラデルフィア・イーグルスは24対7の圧倒的勝利を挙げた。

ハーツのパスは31回中26回成功――コンプリート率は83.9%――で333ヤード、タッチダウン1回を数え、ランは11回のキャリーで57ヤード、タッチダウン2回となっている。『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、1試合でコンプリート率80%以上、パスが300ヤード以上、タッチダウン2つを記録した選手はNFL史上初めてだということだ。

ハーツはポケット内からも動きながらでも繰り返し正しくプレイを読み、全レベルにピンポイントの精度を示した。

開幕序盤からの彼の印象的なプレーはヘッドコーチ(HC)ニック・シリアニにとって決して驚きではなく、彼はそれを“ビッグタイムステージにおけるビッグタイムパフォーマンス”と称している。

「驚いたと言うつもりはない。私は成長を見てきたからね」と彼はチームの公式コメントで述べた。「ジェイレンとはしょっちゅうこの話をしている。なぜ彼は常に自身の頂点に手を伸ばし続けるのか? それは彼がタフで、フットボール向きの素質を持っていて、フットボールが大好きだからだ。これからも頂点に達し続けるだろう。彼の成長を見るのは楽しいよ」

2週間でハーツはランナーとしてもパサーとしても違いを生み出せる才能を見せた。グラウンドではダイナミックだが、ポケットでもマンデーナイトのように優れたディフェンシブラインを相手に能力を示し続けるなら、彼のキャリアの頂点はもっともっと上昇するだろう。

リーダーとして、ハーツは周囲の選手たちに賛辞を送る。

「前にも言ったことだけど、人は1人では何もできない」と彼は話した。「周りから強さをもらわないといけないんだ。フィールド上の他の10人がいなければ、オレはプレーできない。逆も同じだ。彼らも食べていくためにオレに仕事をしてもらう必要がある。集合的なグループなんだ。これは大きなチームの勝利。ビッグタイムのチーム勝利だ。もちろん楽しむつもりだけど、すぐ次があるからね。(ワシントン)D.C.に向かわなきゃならない。少しだけ楽しんだら、次の相手に備えるよ」

オフシーズンに入る段階で、彼らの最大の疑問はハーツが未来のフランチャイズクオーターバックとしての実力を証明できるかどうかだった。2週間で、24歳の彼はきっぱりとしたイエスでそれに答えてみせた。

「彼はとても努力した。もちろん、今は減速している」とシリアニは言う。「だがこの時点ではそれが正しいんだ。彼はプロセスの先へと進み、われわれは日々の改善について話していて、彼はそれを実行している。彼はわれわれのキャプテン、リーダーの1人だ。日々の改善という理論を体現している。だから大きな改善が起きているんだ。彼の人格、選手としてのタイプがそうさせているんだよ」

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