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レイブンズQBジャクソンの能力は契約が示すだろうとペイトリオッツHCベリチック

2022年09月22日(木) 10:12

ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソン【AP Photo/Nick Wass】

マイアミ・ドルフィンズへの悲痛と驚きの敗戦から間もないボルティモア・レイブンズに、新たな懸念材料が生じた。

チームの公式練習レポートによると、クオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンが肘のケガにより現地21日(水)に制限つきで練習していたという。

ジャクソンは水曜日、記者団に対し「いい感じだ」と話し、木曜日の練習と日曜日の試合に参加することを明らかにした。ジャクソンが水曜日にボールを投げることはなかったが、記者団への返答でその懸念を静めている。

「俺は日曜日には投げるつもりだ。たくさん投げるよ」とジャクソンはコメントした。

ジャクソンは2022年シーズンの最初の2週間、確かにボールを多く投げている。59回の試行中38回のパスを通し、531ヤード、タッチダウン6回とインターセプト1回を記録している。ジャクソンはチームを第1週のニューヨーク・ジェッツ戦での勝利に導き、先週末のドルフィンズに対しても同様に、29回中21回のパス成功、318ヤード、タッチダウン3回とパサーレーティング142.6という記録を残した。

レイブンズにとって残念なのは、ジャクソンの腕が守備にはおよばないことだ

レイブンズがドルフィンズに喫した42対38での敗北は、その負け方を見るとショックな出来事だった。ジャクソンが万全の状態でプレーしなければ勝てるかもしれないが、ニューイングランド・ペイトリオッツが第3週のレイブンズ戦で簡単に勝利できると安心することはない。

ペイトリオッツのヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックは、ジャクソンが自身のポケットでの能力についての疑問に答えを示したかと聞かれ、「間違いない。彼はMVPになるようなタイプの選手だ。疑問に答える以上のことをしただろうね。でも、彼の契約を見てみよう。それが疑問の答えになるだろう」と答えた。

ベリチックの返答は、ジャクソンとレイブンズの契約状況が長引き、2022年シーズン開幕直前に両者が延長交渉を一時中断していることを再認識させるものだ。ジャクソンは最初の2試合でパスとラッシングを合わせて667ヤードを記録し、自身の能力を力強く示している。2試合でタッチダウン7回を記録し、その勢いが衰える様子はない。

ジャクソンの肘が軽傷であればの話だが、ペイトリオッツはちょうど勢いを持ち始めたかもしれない爆発的な攻撃陣に対して、勝利を収めることを望んでいる。

【AK】