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第2週の最優秀選手賞にドルフィンズQBタゴヴァイロア、ライオンズWRセント・ブラウンら

2022年09月22日(木) 12:34

マイアミ・ドルフィンズのトゥア・タゴヴァイロア【AP Photo/Julio Cortez】

シーズン第2週にはスリリングな逆転劇が多く見られた。しかし、マイアミ・ドルフィンズのクオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアが演じたものほど壮大な反撃はなかっただろう。

見事なパフォーマンスによって、タゴヴァイロアは現地21日(水)に発表されたNFL週間最優秀選手賞に輝いている。

タゴヴァイロアをはじめ、第2週には4人のフレッシュなメンバー――タゴヴァイロア、アモン-ラ・セント・ブラウン(デトロイト・ライオンズ)、ブランデン・マン(ニューヨーク・ジェッツ)、ジェイレン・ワトソン(カンザスシティ・チーフス)――がこの賞に選ばれた。6名の受賞者のうち、この4人がキャリアで初めての選出となる。

キャリアで最も優れた数字を出すパフォーマンスを発揮したタゴヴァイロアは、その結果としてAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門週間最優秀選手に指名されている。ボルティモア・レイブンズ戦の第4クオーターでドルフィンズが21ポイント差をつけられていた状況で、タゴヴァイロアはチームを42対38での勝利に導いた。タゴヴァイロアはタッチダウンパス6回、パス50回中36回成功、469ヤードをマーク。24歳と200日のタゴヴァイロアは、1試合でタッチダウンパス6回を記録したNFL史上3番目に若いクオーターバックとなった。

一方のセント・ブラウンは日曜日にライオンズが36対27でワシントン・コマンダースを下した試合で、NFLの歴史で初めて、6試合連続でキャッチ8回以上とタッチダウン1回以上を決めた選手となった。セント・ブラウンはこの試合でキャッチ9回、116ヤード、タッチダウン2回をマークし、ランでも68ヤードを追加してNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門最優秀選手に選ばれた。

NFCディフェンス部門週間最優秀選手に指名されたのはフィラデルフィア・イーグルスのコーナーバック(CB)ダリウス・スレイ。スレイはマンデーナイトにチームが24対7でミネソタ・バイキングスを制するにあたり、重要な役割を果たしている。パスディフェンス5回と、イーグルスが記録した3回のインターセプトのうち2回をマークしたスレイは、今回が5回目の受賞になった。

AFCディフェンス部門週間最優秀選手賞はルーキーCBのワトソンに贈られた。27対24でチーフスがロサンゼルス・チャージャーズを制した一戦で、ワトソンはインターセプトから99ヤードのリターンタッチダウンを決めている。ワトソンはタックル4回もマークした。前述のタッチダウンは、ルーキーが第4クオーターで決めた勝ち越しのタッチダウンとしては歴代最長だった。

日曜日にはジェッツも31対30でクリーブランド・ブラウンズに逆転勝利している。マンは4回のパントのうち、2回を20ヤード以内に収め、最長で50ヤード、平均で47.3ヤードをマークした。とは言え、マンがAFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手賞に選ばれたのには、他に理由がある。マンは第1クオーターにパントフォーメーションからパスで17ヤードを稼ぎ、第1ダウンを獲得。これがこのドライブでの得点につながった。さらに記憶に強く残るのが、ジェッツの猛烈な反撃の中で、オンサイドキックを成功させたことだ。

NFCスペシャルチーム週間最優秀選手賞を受けたニューヨーク・ジャイアンツのグラハム・ギャノも、キャリア5度目の受賞。ギャノはジャイアンツが19対16でカロライナ・パンサーズに勝った試合の稼ぎ頭であり、13ポイントを挙げている。ベテランキッカーのギャノは56ヤードの決勝ゴールでフィールドゴール4回中4回成功、エクストラポイント1回というパーフェクトな週末を締めくくった。

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