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膝負傷のパッカーズLTバクティアリはバッカニアーズ戦出場の見込み

2022年09月25日(日) 16:29


グリーンベイ・パッカーズのデービッド・バクティアリ【AP Photo/Jeffrey Phelps】

ガード(G)エルグトン・ジェンキンスがケガから復帰してライトタックル(RT)を担当したことにより、グリーンベイ・パッカーズはシーズン第2週に勝利したシカゴ・ベアーズ戦で後押しを受けることができた。それから1週間が経ち、今度はライン上で逆サイドを担当する選手を取り戻せる見込みとなっている。

レフトタックル(LT)デービッド・バクティアリが現地25日(日)に開催されるタンパベイ・バッカニアーズ戦でシーズンデビューを果たす見込みだと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。

バクティアリのフィールド復帰への道のりは長く、困難なものだった。オールプロに2回選出された経歴を持つバクティアリは、4年の契約延長にサインしてから約1カ月半後の2020年12月31日、練習中にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂している。

2021年シーズンは療養に専念し、レギュラーシーズン最終戦のデトロイト・ライオンズ戦までは一度も出場していない。その試合で27回のスナップに参加したバクティアリは、すでに第1シードを獲得していたパッカーズにプレーオフで――少なくとも交代要員として――貢献すると期待されていた。しかし、痛みがぶり返したことでパッカーズがサンフランシスコ・49ersに敗れたディビジョナルラウンドには出場できなかった。

ACLの断裂から約21カ月が経過した現在、バクティアリは2度目のカムバックを果たそうとしている。

クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースのブラインドサイドを守っていたバクティアリは長期離脱するまでの間、NFLで最高の選手の1人だった。彼の存在はランニングバック(RB)のアーロン・ジョーンズとA.J.ディロンを中心に構成されているラン重視のパッカーズ攻撃陣をさらに強化するだろう。

日曜日の試合はバクティアリとそのチームにとって、リベンジゲームのようなものにもなるかもしれない。バクティアリがACLを断裂した影響で欠場した最初の方の試合として、2020年NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームのバッカニアーズ戦が挙げられる。このとき、バッカニアーズは人材不足にあえいでいたパッカーズのオフェンシブラインを苦しめてサック5回を記録し、ランボー・フィールドでの勝利につなげた。

【RA】