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「明らかにハムストリングの影響」とペイトリオッツTEグロンコウスキー

2016年10月06日(木) 15:08

ニューイングランド・ペイトリオッツのロブ・グロンコウスキー【AP Photo/Steven Senne】

ニューイングランド・ペイトリオッツのタイトエンド(TE)ロブ・グロンコウスキーは第3週でハムストリングの負傷から復帰して以来、1キャッチ、11ヤードと苦戦。何とも馬鹿げた話だが、憤ったファンダジーオーナーがその釈明を求めてオールプロのグロンコウスキーにしつこくつきまとっている。

もしグロンコウスキーが十分健康な状態でプレーしているのであれば、なぜ過去の試合でTEマーテラス・ベネットの方が目立っているのか不思議に思うのは当然だ。

グロンコウスキーをよく知る『NFL Media(NFLメディア)』のマイク・ガラフォロは現地4日(火)、NFLのテレビ番組『Good Morning Football(グッド・モーニング・フットボール)』の中で、グロンコウスキーの中で回復したばかりのハムストリングがまだ尾を引いているのは明らかだと伝えた。

チーム関係者はガラフォロに「なんでグロンコウスキーにもっと注目しないんだ? 彼は全然いつもの彼じゃない。ハムストリングの負傷は思っていたより厄介なものになっている」と語った。

試合動画はその主張の正しさを証明する。NFL史上最も優れたレシービングTEのグロンコウスキーは主にブロッカーとして機能してしまい、グロンコウスキーのルートはスクリメージライン付近のみと限定的であった。

グロンコウスキーは5日、記者に対して「明らかにハムストリングの影響だ」と認めた。

地元メディアの『CSN New England(CSNニューイングランド)』を通じてグロンコウスキーは「1度リズムをつかめれば、そこからはもう大丈夫だろう」と語った。

新人クオーターバック(QB)ジャコビー・ブリセットがグロンコウスキーに対して控えめなパスしか出していないことからして、より爆発的なスピードを必要とするダウンフィールドのルートであってもペイトリオッツが主軸のハムストリングを悪化させるリスクを取りたがらないのは理解できる。

今や出場停止処分を終えたトム・ブレイディが帰ってくるため、今週のクリーブランド・ブラウンズ戦でブレイディがグロンコウスキーのレシーバーとしての才能をフルに発揮させることが期待される。5日の電話会議で4度オールプロに選出されたグロンコウスキーは「毎日良くなっている」と述べ、『USA Today(USAトゥデイ)』のトム・ペリセロに対しては「今週中に完全復活できるといい」とのコメントを残している。