【2016年シーズン】第5週の見どころ
2016年10月06日(木) 13:11
4週を終えて全勝は4勝のブロンコスとバイキングス、第4週がバイウィークだった3勝のイーグルスのわずか3チームのみとなった。現在のプレーオフ形式となった1990年以降、4勝無敗でスタートしたチームは過去77チームあり、うち64がプレーオフに進出している。83.1%の確率だ。
そのバイキングスは3勝1敗と好調のテキサンズを本拠地U.S.バンク・スタジアムに迎える。バイキングスが4勝無敗を記録したのは2009年以来7年ぶりだ。バイキングスは奪ったターンオーバーが11でリーグトップと躍進の要因となっている。
テキサンズは第3週、ペイトリオッツに完封負けを喫したが、第4週はホームでタイタンズを27対20で下し、調子を取り戻した。特に新人ワイドレシーバー(WR)ウィル・フラーは5ヤードタッチダウンレシーブに67ヤードパントリターンタッチダウンを記録するなど大活躍している。
一方、ブロンコスの相手も3勝1敗と好調のファルコンズ。ブロンコスは先週アウェーでバッカニアーズに27対7で完勝した。昨シーズンまで先発したことがなかったクオーターバック(QB)トレバー・シーミアンの先発で開幕4連勝を果たしている。それまで先発経験がないQBを先発にすえ開幕4連勝をしたのは2002年のチャージャーズ、ドリュー・ブリーズ以来だ。
一方、ファルコンズも3連勝中で、NFC南地区で首位を走っている。48対33で勝利した先週のパンサーズ戦で、QBマット・ライアンはパスで合計503ヤードを投げ、WRフリオ・ジョーンズはパスレシーブで計300ヤードを獲得した。500ヤードパサーと300ヤードレシーバーを同じゲームで記録したチームはNFL史上初である。この2人のホットラインはブロンコスにとっても脅威になるだろう。
また3勝1敗とやはり好調のラムズは2勝2敗のビルズをホームに迎える。ラムズも3連勝中で、現在NFC西地区で首位タイだ。ラムズのディフェンシブタックル(DT)アーロン・ドナルドは17対13で競り勝った先週のカーディナルス戦で1.5サックと1ファンブルフォースをあげた。これで2014年以来21.5サックとなり、現役のDTではリーグ最多となっている。
ビルズは先週3連勝中だったペイトリオッツに16対0のシャットアウト勝ちを収めた。ランニングバック(RB)レショーン・マッコイはランとパスレシーブの合計で108ヤードを稼ぎ、7ヤードのパスレシーブでこのゲーム唯一のタッチダウンを挙げている。2010年以降、マッコイは通算7,000ヤード以上走り、2,000ヤード以上パスレシーブしている唯一の選手だ。
この他、NFC西地区のライバル対決であるサーズデーナイト・フットボール(TNF)でのカーディナルス対49ersなど全14ゲームが開催予定となっている。