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鼠径部負傷のチャージャーズDEジョーイ・ボサは手術へ、IRに登録

2022年09月29日(木) 08:38


ロサンゼルス・チャージャーズのジョーイ・ボサ【AP Photo/Mark J. Terrill】

不運に見舞われているロサンゼルス・チャージャーズの状況が、現地28日(水)に少し悪化している。チームはディフェンシブエンド(DE)ジョーイ・ボサが負傷した鼠径(そけい)部の手術を受ける予定であること、ならびに、故障者リザーブ(IR)に置かれたことを発表した。

チームがこの動きについて水曜日の午後に正式発表する前に、ヘッドコーチ(HC)ブランドン・ステイリーがボサの今後の見通しを報道陣に明かしていた。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じたところによれば、手術はコアマッスルの負傷に対処するものであり、ボサはフィールドを1カ月以上離れる見込みだという。

ボサはチャージャーズがジャクソンビル・ジャガーズに38対10で衝撃の敗北を喫した試合の第1クオーターで負傷。他にはレフトタックル(LT)ラショーン・スレーター(二頭筋:IR)、クオーターバック(QB)ジャスティン・ハーバート(肋骨)、センター(C)コリー・リンスリー(膝:第3週欠場)に加え、ワイドレシーバー(WR)のキーナン・アレン(ハムストリング:第3週欠場)とジャレン・ガイトン(膝:IR)がケガを負っている。これらのメンバーの一部は早ければ今週にも復帰する可能性があるが、ボサを含めた他の面々の離脱期間はさらに続く。

ボサの不在によって、チャージャーズがオフシーズンにシカゴ・ベアーズからカリル・マックを獲得したときに思い描いていたエッジラッシングデュオがしばらくの間失われる。ボサが2016年にドラフト全体3位で指名されて以来、2人は合わせてサック121回をマークしてきた。しかし、ボサがIRに置かれる中で、マックの力を頼りにせざるを得ない状況だ。

チャージャーズは今季中にボサが復帰すると見込んでいるものの、IRに置かれていることから、少なくとも4週間は戦線を離脱することになる。

2020年にボサがいなかった5試合で、チャージャーズは2勝3敗となっていた。ボサを欠く状態で戦った最後の試合だったシーズン第16週には、QBデイビス・ミルズ率いるヒューストン・テキサンズに41ポイントを献上している。

その頃のチャージャーズには、当然ながらマックもいなかった。当時と状況は違うものの、今週末にはテキサンズを相手に雪辱のチャンスを手にしている。

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