レイブンズがRBフォーセットを解雇
2016年10月05日(水) 18:54
ここ1週間のうわさをボルティモア・レイブンズのランニングバック(RB)ジャスティン・フォーセットが認めた。彼はもう、レイブンズの構想に入ってはいない。
現地4日(火)朝、フォーセットは自身の『Twitter(ツイッター)』を通して「ボルティモアはいつも特別な場所だった。長い間、サポートをしてくれた皆さんに感謝」とツイート。これは公式発表前に投稿されていた。レイブンズにはまだ正式な動向は見られていないが、チームのウェブサイト上では解雇に関するフォーセットの言葉を引用文として掲載している。
フォーセットは公式サイト上で、「今回の件はお互いに納得した上でのものであった。ボルティモアでのチャンスはもうあまりないように感じた。まだベンチで過ごしたくはない。プレーしたいし、まだまだプレーできる力は残っている」と語った。
第2週で14キャリーをマークしたフォーセットは翌週には7キャリーと成績を落としていた。3日に行われたオークランド・レイダースとの敗戦試合ではRBテレンス・ウエストがレイブンズ攻撃の際にビッグチャンスをことごとく決めた一方で、フォーセットは0キャリー。レイダース戦のウエストは113ヤード、1タッチダウンだった。
プレシーズン終了間際に膝を負傷し、まだレギュラーシーズンのフィールドには立っていない新人RBのケネス・ディクソンの復帰をレイブンズは持ち望むと同時に、チームはもうフォーセットのためのロースタースペースは作らず、支払いもしないことを決断。2014年にレイブンズのオフェンスをどん底から這い上がらせた30歳のフォーセットは無名からの成りあがり選手であった。
レイブンズはフォーセットの先発獲得への必死さや、彼がプロボウラーとなった2年前のシーズンを決して忘れることはないだろう。しかし、激しい争いを繰り広げるAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区で他チームに後れを取らないためにも、レイブンズは早急なチームの若返りや強化が必要であることを知っている。また、フォーセット自身もただベンチに座って試合を眺めているような時間はないことを理解している。