現地28日（水）にマイアミ・ドルフィンズがシンシナティ大学で行った練習の動画がいくつもネット上に流れ、セキュリティに問題があったのではないか、木曜日の夜に行われるシンシナティ・ベンガルズ戦の作戦がバレてしまったのではないかといった懸念の声が上がっている。

どうやらドルフィンズは自分たちが見られていることを自覚しており、防諜策を講じていたようだ。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロは木曜日に、ドルフィンズはウオークスルーのセッションが観察されていることに気づき、ヘッドコーチ（HC）のマイク・マクダニエルとチームが動画を見ても何も分からないようにオフェンスのセットプレーに意図的に12人目の選手を追加したと報じている。シンシナティ・ベアキャッツのホームグラウンドであるニッパート・スタジアムは、一般の人でも簡単に見学することができる。

ペリセロが『Twitter（ツイッター）』で指摘したように、選手が追加されたことによってプレー自体が偽りなのか、それとも本物のプレーに偽りのルートを仕込んで偽装しているのかが判断しにくくなっている。

NFLの広報担当者はペリセロに対し、流出した動画に関連してNFLのどのチームも競技上の違反を犯した疑いはないと明言している。

3勝0敗のドルフィンズはハリケーン“イアン”の影響で木曜日の試合に向けた移動手段を調整した上で水曜日にシンシナティで練習を行った。

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