QB変更についての明言を避けるパンサーズHCルール、「今すぐ発言するのは適切ではない」
2022年10月03日(月) 15:45カロライナ・パンサーズが現地2日(日)に開催されたアリゾナ・カーディナルス戦に26対16で敗れて今季3敗目を喫したことを受け、チームが長期的にうまくいくためにどのような変化を起こせるかを検討する時が来たと考えている人もいるようだ。
一方で、パンサーズのヘッドコーチ(HC)マット・ルールは試合後、なぜ期待通りのレベルでパフォーマンスを発揮できていないのかという問いに対する明確な答えをまだ持っていないと話している。
ルールHCは記者会見で「単純に十分ではなかった。オフェンス面では、もう一度すべてを見直して、もっとうまくできることは何か、うまくいっていることは何かを確認し、今悩んでいることを解決しなければならないと思っている。今夜はそれに打撃を与えられたからね」と述べた。
また、ルールHCは日曜日のパフォーマンスを見てクオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドをベンチに下げることを検討する時が来たと感じているかと質問されている。メイフィールドはパス36回中22回成功で197ヤード、タッチダウンパス1回、インターセプト2回をマークした。パサーレーティング61.9という記録は今季で最低の数字だが、パンサーズの一員としてこれまでに先発を務めた4試合でパサーレーティングが100を超えたことは一度もない。
ルールHCはまだ映像を確認していないから何も決められていないと言いながら、QBを変更する時が来ているかどうかについての言及を避け、次のように語った。
「明日まで、大きなことは何も言わないつもりだ。結局のところ、私はヘッドセットをつけて物事を見ている。決してここに1人、あそこに1人ということではなく、いろいろな要素があることを分かっているから、映像を見た後に本当によく考えた上で答えを出そうと思っている。そうは言っても、私たちはあれよりもっと良いプレーができると信じている。ただ、オフェンスとして全員からもっと多くのことを期待しなければならない気がしているし、それは自分に端を発すると思っている」
もう1つ考慮すべき点は、パンサーズのかつての先発QBサム・ダーノルドがプレシーズンに負ったハイアンクルスプレインから回復して数週間のうちにプレーできるようになる可能性があることだ。ルールHCはダーノルドの故障者リザーブ(IR)離脱に関する動きについて新たな情報を明かさず、すべてを徹底的に評価する前にQBポジションに関する決断を急ぐことはないと繰り返した。
「オフェンス面では、もっと点を取らなければならない。だからまあ、それは修正しなければならないが、誰か1人について、今すぐ発言するのは適切ではないと思っている」とルールHCは強調している。
ダーノルドは先発として信じられないほどの成功を収めてきたわけではなく、昨季に先発した11試合の戦績は4勝7敗だった。しかし、ルールHCが最終的にメイフィールドを司令塔に据えても物事がうまくいかないと判断した場合、ダーノルドは1つの選択肢になり得る。パンサーズ攻撃陣としての経験があるダーノルドは、メイフィールドが先発の座を勝ち取るまで、今季にその役割を得ると考えられていた。
このように、パンサーズ攻撃陣の状況に関する疑問が渦巻く中、ルールHCはチームが今後成功するための最良の選択肢が何かを考えなければならない。それがメイフィールドを置き換えることを意味するのか、それとも既存のオフェンスのまま進めることを意味するのかは現時点では不明だが、何はともあれ、日曜日のパフォーマンスを受けて何かを変えなければならないことを理解しているルールHCはこうコメントしている。
「もちろん、十分ではなかったことを理解しているし、多くの分野で必要な数字を出せていないことも承知している。なぜこうなってしまったのか、なぜこれよりもっと良いプレーができないのかを振り返ってよく考えなければならない。なぜなら、オフェンスにプレーできる人材がそろっていると知りながらも、必要な形にまとめられていないからだ」
パンサーズはシーズン第5週にサンフランシスコ・49ersと対戦する予定だ。
【RA】