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QBタゴヴァイロアはシーズン第5週に出場しないとドルフィンズHCマクダニエル

2022年10月04日(火) 09:03

マイアミ・ドルフィンズのトゥア・タゴヴァイロア【AP Photo/Joshua A. Bickel】

現地3日(月)、マイアミ・ドルフィンズのヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルは、シーズン第5週に組まれているニューヨーク・ジェッツ戦にクオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアは出場しないとしている。タゴヴァイロアは9月29日に実施されたシンシナティ・ベンガルズ戦で脳しんとうを起こしていた。

『Pro Football Network(プロフットボール・ネットワーク)』によれば、マクダニエルHCは報道陣に「はっきりしたタイムラインを出すにはあまりにも早すぎる」としつつも「彼がこの試合から除外されるのは十分に言える」と話したという。

ジェッツ戦ではQBテディ・ブリッジウォーターがタゴヴァイロアに代わって先発する見通しだ。ドルフィンズはQBリード・シネットとも練習生として契約している。

マクダニエルHCは3年目のクオーターバックであるタゴヴァイロアを故障者リザーブ(IR)に入れる意向ではない。IRに登録した場合、タゴヴァイロアは最短でも4週間は出場できなくなる。

「彼には何日か良い日があった。彼はただ適切な手順とプロトコルをクリアしようとしている」とマクダニエルHCは述べた。

タゴヴァイロアがいつプレーを再開するかについては、リーグの規定に従って判断されるとマクダニエルHCは述べている。

「複数の人々がアドバイスしている。そのことについては、われわれ自身が常に責任を持つ」とマクダニエルHCは語った。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロは土曜日に、シーズン第3週に行われたバッファロー・ビルズ戦でのタゴヴァイロアのように、粗大運動の乱れを見せた選手は除外されるとする新しい脳しんとうプロトコルの設定内容にリーグとNFL選手会(NFLPA)が合意したと伝えている。

現在、リーグの脳しんとうプロトコルでは、粗大運動に乱れがある選手は“チームドクターがサイドラインのUNC(外部の神経外傷コンサルタント)との協議によって、乱れが神経学的な原因だと判断”した場合、試合に復帰することはできない。今回合意された設定内容はそういった抜け穴を排除し、ビルズ戦でのタゴヴァイロアのように選手が試合に復帰することを妨げると見られている。

タゴヴァイロアは9月25日に実施されたビルズ戦の前半でビルズのラインバッカー(LB)マット・ミラノからヒットを受けた際、当初はチームが頭部の負傷と発表したケガによって試合を離脱した。ミラノはこのプレーでラフィングザパサーのペナルティを受けている。タゴヴァイロアは立ち上がったときに頭を振り、小走りで前進を始めたときによろけている。タゴヴァイロアはハーフタイム終了後にフィールドに戻って、プレーしていた。

21対19でドルフィンズが勝利したこの試合の後、マクダニエルHCは報道陣に、タゴヴァイロアは前半に腰背部を負傷しており、それがミラノのヒットによって悪化してよろめきにつながったと話している。

この試合の後、NFLPAはタゴヴァイロアの脳しんとうの診断プロセスについて調査を開始した。

先週木曜日に行われたシンシナティ・ベンガルズとの試合前、タゴヴァイロアは背部および足首の負傷でクエッショナブルとされていた。タゴヴァイロアは第4週の試合の前半でベンガルズのディフェンシブタックル(DT)ジョシュ・トゥポウにタックルされ、ターフの上に倒されており、このときに背部と頭部を打った模様だ。タゴヴァイロアはトレーナーに付き添われた状態で数分間にわたって倒れており、ストレッチャーでフィールド外へ運ばれた後、救急車によってシンシナティ大学メディカルセンターに搬送され、頭部と首の負傷の手当を受けた。

NFLPAは土曜日に、シーズン第3週の試合でタゴヴァイロアの脳しんとうの確認にかかわったUNCを解雇している。

「リーグと選手会が特定の専門家について決断したことについて私が語ることはできない」と言うマクダニエルHCは次のように続けた。

「新しく調整されたルールについて言えば、今後、また一人の選手にとってより安全になるものであれば、私は全面的に賛成だ」

さらに、マクダニエルHCはチームの医療スタッフには“ものすごく自信がある”と話しており、医療スタッフは“心から喜んで”連盟の調査に応じていると述べた。

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