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ブロンコスRBジャボンテ・ウィリアムズはACL断裂でシーズン終了

2022年10月04日(火) 14:39

デンバー・ブロンコスのジャボンテ・ウィリアムズ【AP Photo/David Becker】

デンバー・ブロンコスが最も恐れていたことが現実となった。ランニングバック(RB)ジャボンテ・ウィリアムズのシーズンが終了した。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地3日(月)に伝えたところによれば、日曜日にボルティモア・レイブンズに敗れた試合でウィリアムズがACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂し、4試合で今季が終わったとのことだ。

ウィリアムズはACLを断裂しただけではなく、MRI検査によってLCL(外側側副靭帯/がいそくそくふくじんたい)とPLC(膝関節後外側部/ひざかんせつこうがいそくぶ)を断裂していることが分かったと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話を元に伝えている。

2021年のドラフト2巡目で指名されたウィリアムズにとって、復帰までの道は長くなりそうだ。

クオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンも日曜日に肩にダメージを負い、月曜日に痛みを感じていたとヘッドコーチ(HC)のナサニエル・ハケットが語った。ウィルソンはチームの報告では制限付きとされていたものの、ハケットHCは木曜日にインディアナポリス・コルツと対戦する試合にウィルソンが出場すると述べている。

日曜日、ウィリアムズは第3クオーターの最初のプレーで痛みに倒れていた。フィールドを出るのに助けを必要としたウィリアムズは足に体重をかけられない様子だった。サイドラインで落胆した様子だったウィリアムズは、その後ロッカールームに下がっている。

ウィリアムズはブロンコスの明確なリードバックとしてシーズン第4週を迎え、前半でメルビン・ゴードンの1回(ファンブルロスト)に対してキャリー9回をマークしていた。

今季4度目のファンブルを犯したゴードンは厳しい状況に追い込まれている。ウィリアムズのケガを受け、マイク・ブーンがシーズン第4週のランニングバックのスナップのほとんどを担当した。ハケットHCがゴードンへの信頼を取り戻すのかどうかはインディアナポリス・コルツとのサーズデーナイトゲームから見ていくことになる。ブロンコスはディバイン・オジグボを練習生から昇格させる可能性や、ニューオーリンズ・セインツの練習生であるラタビアス・マレーと契約する可能性があると『NFLネットワーク』のトム・ペリセロが伝えた。マレーはセインツがロンドンでミネソタ・バイキングスに敗れた試合で、タッチダウン1回をマークしている。

ウィリアムズを失ったのは、2022年にすでに厳しいスタートを切っていたブロンコス攻撃陣にとって大きな打撃だった。ラッセル・ウィルソンはチーム筆頭のパスキャッチングバックにしてトップランナーがいない状態で進んでいく。かつて才能ある選手を多く擁していたデンバーの攻撃陣は、開幕から1カ月のうちにウィリアムズとワイドレシーバー(WR)ティム・パトリックを失っている。

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